【出版社】笠倉出版社
【著者】 日本武具研究会
【定価】 ６００円＋（税）
【一言でいうと】 かなり入りこみやすい日本刀の入門書
最近、日本刀ブームともいわれ、いろんな専門書が出ていますが、そんな中、かなり日本刀の世界に入りやすい本が出版されました。
それが日本刀入門（←そのまま）。
なぜ私がこの本がオススメなのかというと、他の日本刀の専門書とは少し違ったキリクチだからです。
●日本刀昔話●
まず日本刀の歴史や部位、タイプの説明などがありますが、ここまでは普通の日本刀本と同じ。
しかし後半部分になると、日本刀と戦国武将のエピソ－ドがテンコ盛りなのです。
武将にまつわる刀の話ってたくさんあって、例えば家康と妖刀・村正とか、池田輝政と大包平なんかは有名な話ですが、その他にも武将と刀の話を詳しく説明しています。
●オールカラーの意味●
またこの本がわかりやすい理由のひとつにオールカラーというものがあります。
たまに白黒の日本刀の本とかあるのだけれど、正直、全て同じに見えたりする。
そこをオールカラーにすると、コストも上がるのかもしれませんが、より分かりやすい説明のためのコダワリみたいなものを感じましたね。
●個人的な思ひ●
私の感想ですが、私は今まで甲冑にはかなり興味があったのですが、日本刀を含む武器にはあまり興味が無かったのです。
というより、日本刀は難しく、刃文や拵（こしらえ）など奥が非常に深かったりしまので、とっつきにくい感じでした。
しかしながらこの本は、半分が刀と武将のエピソ－ドなので、どちらかというと【昔話】メインで買ってしまったというのが本音です。
しかし【昔話】も立派な刀のキリクチで、エピソ－ドが好きという人には得に向いていると思います。
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