東海地方の歴史史跡散策本で、またおもしろい本が出ました!
それが、歴史物語を歩く です。
著者は、なんと長屋良行氏。
この名前聞いてピン!と来た人はスゴイですよ。
そう、長屋良行さんは、名古屋おもてなし武将隊の生みの親なんです。
私も何度もお会いしたことがあります。
あと、信長、秀吉、家康ガイドブックを手掛けた人でもあります!
長屋さんは、表向きは大手広告代理店の会社員ですが、ウラの顔はディープな歴史マニアであり、郷土史家。
しかし著書では、初めから歴史や史跡散策に興味があったワケではなく、仕事で携わっていくうちに、ある事に気が付き興味が出た様です。
それが、
江戸時代の全国の大名家の約7割は、愛知県(尾張、三河)出身ということ。
確かに熊本県で英雄の加藤清正は名古屋市中村区の出身ですし、高知県にあった土佐藩の山内一豊は愛知県一宮市、岩倉市にゆかりがある人物。
さらに徳川将軍家の親戚である、13とも17ともいわれる松平家は、三河の豪族で、それぞれの所領に城を持っていましたからね。
そんな人達が、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康に付いて、全国に赴いて行きましたから。
●信長ガイドブックのPK版●
さて、肝心の本の内容ですが、以前、かなり話題になり、私もこのブログで史跡レポを書いた、
・織田信長ガイドブック
・豊臣秀吉ガイドブック
・徳川家康ガイドブック
これらを細分化して、分かりやすく、また地図も大きく、そして色濃くしたといういわば、パワーアップキット(PK)版といえばわかりやすいと思います。
そんな史跡散策コースが全部で50!
また愛知県以外にも岐阜県、三重県、滋賀県、静岡県の散策コーも載ってます。
あと、歴史物語を歩くというタイトルですが、掲載されている史跡はほとんど戦国ゆかりのものなので、戦国ファンには嬉しい1冊です。
●個人的な思ひ●
これは私の感想ですが、歴史好きの人のブログでたまに
『ネタがありませ~ん』
なんてのを目にしますが、そんな人はこの本に載っている史跡を1ぺージまるっとレポすれば、簡単に史跡散策レポは書けます。
1ぺージに少なくとも4~5くらいの史跡は載っていますし、1ぺージの史跡は、たぶん2~3時間で巡る事もできるくらい。
後はデジカメ片手に写真撮りまくって、ブログにアップして、グルッポなどでお知らせすれば、同じ歴史好きの人が、あなたのブログを見てくれるでしょう。
簡単ですね。
それだけ、濃い内容です。
ある意味、歴史ブログ作りのためのネタ本、教科書ともいえます。
また、私もあまり知らなかった地域の史跡も多く掲載されており、具体的にいえば美濃。
女城主の岩村城とか、森蘭丸ゆかりの兼山、名水で名高い郡上八幡などの戦国史跡も興味がありますね。
ということで、歴史ファンというより、戦国ファンは一読しておいた方が良いと思った1冊で、私も非常におススメの1冊です。
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