【林泉寺レポ 6/6】
新潟県上越市にある林泉寺には、かつて越後に勢力をもった人々の御墓があります。
ココもかかさず参拝したいですね。
お寺の一番奥にあるんです。
↑ 墓地入口の案内板。
ココで各御墓をチェックです。
ココから上に登っていきます。
↑ 最初に目に付いたのが川中島合戦の戦死者の供養塔。
川中島でも閻魔堂など、戦死者の供養のため建立されているものがありますが、林泉寺にもあったのですね。
それだけ死者も多かったということです。
↑ そして上杉謙信の御墓。
謙信の遺骸は鎧を着せ太刀を帯びさせてたカタチで甕(かめ)の中へ納め漆で密封されました。
その後、この甕は上杉家が米沢に移った後も米沢城本丸一角に安置され 、明治維新の後、歴代藩主が眠る御廟へと移されたそうです。
ということで、ココには眠ってないのですが、やはりこの御墓も参拝したいですね。
↑ ちなみに御墓の側面を見ると、天正六年の文字が。
謙信が亡くなった年です。
こういった文字もチェックしましょう。
↑ こちらは長尾氏の御墓。
長尾為景(ながお ためかげ)は謙信の父。
長尾能景(ながお よしかげ)は祖父。
御墓を見ると部分的に新しくなっていますが、これも歴史を感じますよね。
↑ そして上杉氏が米沢に移った後、越後にやってきた堀氏の御墓もあります。
土塁みたいなもので区分けされているので、わかりやすいですね。
このほか、江戸時代に越後の大名となった松平氏や榊原氏の御墓もあります。
こうやってみると、林泉寺は戦国時代、つまり室町後期~江戸にかけて、歴代の有力者の保護が厚かった寺院だったことがよくわかりますよね。
また御墓には時代によって形の変化があり、これを学ぶと御墓を見ておおよその年代とかがわかります。
墓学?とでもいうのでしょうか?
この林泉寺も春日山城とセットで訪れたい【現場】のひとつですね。
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