【春日山城レポ 13/21】
春日山城の天守、つまり山の頂上に着いたら、まだ見どころがあることを忘れてはイケマセン。
天守のウラに大井戸があります。
↑ この大きさです。
山城に篭る時、兵糧より水が大事なんです。
人は水さえあれば何も食べなくても二週間ほど生きるそうですが、逆に水が無ければ数日しか生きられないとか。
そして現在みたいに水道が無かった戦国時代、やはり水の確保というのが重要課題でした。
またこの大井戸は古地図にも記載があり、古くからあったようです。
さて、この春日山城の大井戸ですが、中を覗いてみると…
↑ なんと結構な量の水が溜まっています!
じつは春日山城の大井戸は、水が湧き出るしくみになっているそうな。
しかしどのようにして水が湧くのか調べたそうですが、湧水の地点が定かではなく、地質学の面からいうと西側の山々からの礫層との関係で水が湧いているのだとか。
そういえば織田信長ゆかりの岐阜城にも井戸が残っていますが、岐阜城がある金華山は岩盤の山で水が湧き出てこない。
したがって雨水を貯めた池みたいな井戸でした。
そう考えると春日山城は水にも恵まれた城だったのですね。
春日山城が廃城になって400年以上経ちますが、天守裏の大井戸は、今でもこんこんと水が湧き出ています。
※ 続きを読む → 上杉景勝屋敷跡
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