【春日山城レポ 9/21】
春日山城は単なる山に見えますが、注意深く見てみると、敵の侵入を拒むいろんな工夫がなされています。
そのひとつがこの虎口(こぐち)です。
虎口とは、城内の兵の出撃口。
逆にいえば、敵が侵入してくる場所でもあります。
その通路をワザと曲げて、スンナリ入れなくしているんですね。
これがストレート、つまり真っ直ぐだと、敵を防げませんが、曲げてあることによって、敵の横から飛び道具で攻撃できます。
こういった工夫は、戦国の山城はモチロン、近世城郭といわれる名古屋城や彦根城などにも見られます。
なので防御の基本でもあります。
↑どういうことが具体的に見てみましょう。
千貫門があった裏口から敵が侵入して来たとします。
ココから本丸めがけて登るワケですが、本丸に登るには…
↑ こんなカンジでぐるっと回って登らなければイケマセン。
角度を変えようとしている時に、上から攻撃されると、攻め手は不利です。
またこの上にはさらに屈折した道になっており、グネグネ曲がって登っているところを上から攻撃されたりします。
曲がりくねった山道にもちゃんと理由があるんですね。
↑ 一見、単なる曲がり道かと思う場所にも、敵兵の侵入に備えた工夫があります。
こういったポイントも見逃さすに妄想にふけりましょう(笑)
※ 続きを読む → 直江さんの屋敷跡
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