あの戦国の現場へ行こう!


【岐阜城レポ 20/30】


岐阜城内を散策していると…



あった! (・∀・)



井戸跡です。



戦国時代の籠城戦の時、水は兵糧以上に大切なものでした。



一般にいわれているのは、人間は食べ物が無くても、水さえあれば1週間以上生きていけるそうな。



でも兵糧があっても水が無ければ、そんなにモタナイ。



まあ、これは試した事がありませんがそういわれています。



そういえば兵糧を炊くにしても水が無ければ炊けませんね。



ということで、城にとって井戸は貴重なんです。



しかし岐阜城がある金華山は、深刻なワケがありました。



それは金華山はかつて、『一石山』(いっせきざん)と呼ばれておりまして、山全体が大きな岩塊でできているとのこと。



なので湧き水はゼロなんですね。



ではなんで井戸があるのかというと、



・ひとつは雨水。



・もうひとつは岩の間からわずかにしみでてくる水。



こうした水を溜めて井戸としていたんです。



岐阜城は二の丸を挟んで、西側に3ヶ所、東側に1ヶ所、合計4ヶ所の井戸があります。



そのひとつがこの『金銘水』 (きんめいすい)です。








あの戦国の現場へ行こう!


↑ 現在は落ちない様に金網が張ってあります。



でも井戸をよく見ると、結構な量の水が溜まってる!



まあ、今では使用してないワケですから、溜まるわな。







あの戦国の現場へ行こう!



↑ そして意外と気づかれないのがこの本丸井戸。



少しルートを外れないと見る事ができません。



気になるのはこの名称。



本丸、とありますね。



本丸には天守がありました。



そこには信長もたまに来ていたのでしょう。



ということは?



信長が天守とかで茶を飲む時、この本丸井戸の水を使用した?



なんて、膨らむ妄想 (=⌒▽⌒=)



これが歴史の楽しみのひとつです。








あの戦国の現場へ行こう!


↑ あと本丸井戸の近くで見上げると石垣を発見できます。



この石垣も結構スルーしやすいかも。



本丸井戸とセットでチェックしましょう!



※ 続きを読む → 秀吉の千成瓢箪発祥の地



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