あの戦国の現場へ行こう!-小牧山駐車場




【小牧山城レポ 3/8





小牧山城で、面白いものがあります。



まず、前回の記事で紹介した小牧山城の一般駐車場。



ココから小牧山城内に入っていくわけですが、その入口を注意して見てみましょう。








あの戦国の現場へ行こう!-土塁を切った!


↑ これがその入口。



つまり、駐車場から城内に入る通路ですね。



でも、よく見てみると…







あの戦国の現場へ行こう!-土塁断面


↑ なんと、土塁を崩して通路にしている!



以前の記事にも書きましたが、小牧山城は江戸時代、尾張藩の管理下に置かれ、一般人は入れませんでした。



なので遺構の残り具合もよいのす。



そしてこの土塁も、戦国時代のものです。



それを通路のためとはいえ、崩すとは…



と、最初は思いましたが、これはアイデアなんですね。(=⌒▽⌒=)



どういうことかというと、土塁を崩すだけでなく、土塁の内部構造が分かる展示通路になっているんです。



よく見ると、土の色が違います。



この土の色の違いが、時代の違いでもあるんです。



また小石を敷き詰めた様な地層もあったりで、かなり興味深々です。



戦国時代の土塁とかは、今でもいろんな城に残っていますよね。



でも土塁の中まで見たのは初めてかも。



このへんは考古学?になると思うので、私の専門の郷土史や城郭研究では触れない部分でもあります。



地層の解説版もありますので、この土塁の内部構造は必見です!



クルマで来た場合なら無理なく見れますが、電車、バスの方は、ココも忘れずにチェックしましょう!




【土塁の輪切り】の地図




※ 続きを読む → 小牧山城の遺構