あの戦国の現場へ行こう!-にじます料理醒井楼


【近江路・歴女ブロガー旅紀行 その31





いよいよ長浜のレポです!



と、その前に、気になるお店が醒井(さめがい)にあったので立ち寄ってみました。



それがこの醒井楼 (さめがいろう)。



虹鱒料理で有名なんです。



虹鱒は水がキレイな所ではないと、繁殖・養殖が難しく、私も数年前に富士山の麓で

食べたっきり。



醒井は水がキレイな土地として有名で、虹鱒の飼育に適しているのですね。



今回は2011大河企画として、



・茶々御膳


・初御膳


・江御膳



の3つの膳を企画したとか。(どれも¥2500)



これはチェックせねばなりますまい。



さっそく行ってみましょう! (=⌒▽⌒=)




あの戦国の現場へ行こう!-醒井楼六角堂01


ところでこの醒井楼は、松尾寺というお寺が経営しているお店なんです。



松尾寺は近江西国霊場三十三ヶ所のひとつで、普門山と称する天台宗の古刹。



創建はなんと奈良時代後期で役行者(えんのぎょうじゃ)という人が開基。



そして本尊は『飛行観音』という珍しい観音様。



その昔、祈願中に雲中から飛来したとの伝承から飛行観音と呼ばれ、現在も飛行機関係の方々

から篤い信仰を集めているそうです。(←ホント)





あの戦国の現場へ行こう!-醒井楼六角堂02




そして醒井楼ができたのは今から約50年ほど前。



松尾寺の住職さんが、隣接する醒ヶ井養鱒場(さめがいようそんじょう)の虹鱒、ビワマスを

世に出す事業を手がけました。



現在は、醒井養鱒場のそばで虹鱒料理専門店 「醒井楼」 (さめがいろう)として、親子三代に

わたり、里の発展を願いながら、自然の食材をベースに、安心安全、手造り、炭火の味を提供

しています。








あの戦国の現場へ行こう!-醒井楼


↑ そんな松尾寺の麓にお店があるんです。



古い造りですが、静かなところにあり、落ち着いた雰囲気です。



街中の喧騒を離れて静かに食事できそうですね。





あの戦国の現場へ行こう!-役の行者斧割り水

↑ 店の入り口にある、【役行者 斧割り水】 (えんのぎょうじゃ おのわりみず)。



今から約千三百年ほど前、松尾寺を開山した役行者が、水が無いので大岩に向かって祈願し、

斧で岩を割ると水がこんこんと湧き出たとか。



現在でも水は湧き続けており、この水を飲むと心身健やかになるそうです。






あの戦国の現場へ行こう!-醒井楼廊下

↑ 店内に入りると、庭園が見える部屋に案内されました。



老舗らしく店内も落ち着いた雰囲気です。






あの戦国の現場へ行こう!-醒井楼の個室

↑ ところでこの醒井楼はすべて個室の造りになっています。



大人数を収容できる大部屋もありますが、基本は六畳前後の個室での食事です。



なので家族の食事、会社の接待、そしてその他密談(?)にも活用もできますね。







あの戦国の現場へ行こう!-部屋

↑ 部屋によって調度品も違います。



あと見える庭園も違うんです。



季節によって風景も変わってきます。






あの戦国の現場へ行こう!-柚子茶

↑ そしてさっそく茶々御膳を頂きます!



と、その前に…



まず出されたのが柚子茶。



これを飲みながら料理を待ちます。



この醒井楼では作り置きではなく、オ-ダーが入ってから料理を作り始めるんです。



なので少しだけ時間がかかりますが、庭園を見たり柚子茶を楽しみながら待ちましょう。






あの戦国の現場へ行こう!-茶々御膳(にじますフライ丼定食)


キタ━━━(゚∀゚)━━━!!!



これが茶々姫御膳の(虹鱒のフライ丼定食)。



お値段は¥2500也。



どういう特徴がある料理なのか?



順番に見ていきましょう。





あの戦国の現場へ行こう!-赤だし


↑ まずは味噌汁。



これは虹鱒のアラでダシをとってあります。なのでコラーゲンが多く含まれているとの事。



コクがあります。





あの戦国の現場へ行こう!-煮物

↑ 煮物。



旬の魚や野菜を出したいということで、季節によって内容が変わります。



サッパリとした味でした。





あの戦国の現場へ行こう!-漬物

↑ 漬物も自家製との事。



塩分は薄く、野菜の風味がイイ感じです。



お酒にも合うかも。





あの戦国の現場へ行こう!-にじます丼


↑ そしてメインの虹鱒フライ丼。



フライの上にかかっているのは白味噌ダレ。



ほのかに甘く、意外とサッパリ。



これがもし濃い赤味噌ダレなら、虹鱒の風味を殺してしまうのかもしれません。



なので白味噌なのですね。



あと、キャベツと味噌ダレの相性も良いです。



お米は地場の近江米。






あの戦国の現場へ行こう!-にじますの塩焼き


↑ そしてこっちがメインかもしれない、【虹鱒の塩焼き】。



撮影用にすべての料理が揃って写真撮りましたが、この塩焼きだけ後から出てくるんです。



アツアツの状態で出てきます。



虹鱒は独特の風味、香りがしますので、醤油は×。



塩だけで食べるのがベストの様に思います。






あの戦国の現場へ行こう!-酢


↑ もしくは酢を少しつけて食べるのもよいとか。



私は塩焼きのほうが好きですが、お好みで選べます。






あの戦国の現場へ行こう!-自家製コーヒー


↑ そして食後のコーヒー。



これは別オ-ダーです。



地元の湧き水で作ったコーヒーは、濃くなく、どちらかといえば水を楽しむといった感じでしょうか。



¥400





あの戦国の現場へ行こう!-茶々御膳(にじますフライ丼定食)


ということで茶々御膳でした。(=⌒▽⌒=)



来年に向けて特別に企画しているコースという事ですが、もう準備OKみたいですね。



他にも初御膳、江御膳もあるとの事なので、次回チャレンジしてみたいと思います。



地場の美味しいものを食べる事も、旅の楽しみのひとつですよね。



とくにドコでも食べる事ができない希少な虹鱒料理とあらば、思い出にも残ります。



長浜に行くときは、この醒井楼に足を伸ばしてみるのもよいかもしれません。








あの戦国の現場へ行こう!-醒井楼




あと、近くで鱒釣りも楽しむ事ができ、竿・餌はなんと0円!



釣った魚は調理してくれて、その場で食べる事もできます。



持ち込みも可との事。



詳しくはホームぺージでチェックしてみてくださいね。




【虹鱒料理 醒井楼】




【醒井楼】の地図




今日も『ポチッ』と、応援お願いします。

にほんブログ村 歴史ブログ 戦国時代へ
にほんブログ村