【長篠城レポ 12/16】
移転した『おとら狐』が祀ってある大通寺。
大通寺は、おとら狐のほかに有名な【別れの水杯】のエピソードがあります。
織田・徳川連合軍が設楽原に到着との報告を受けた武田軍は愕然とします。
なぜなら武田軍は約1万5000、連合軍は3万以上の兵力だったからです。
軍議の場で、ここはいったん引くべしと、山形昌景をはじめ、武田家の歴戦の重臣達は勝頼に進言しますが、勝頼は退却を却下。
数が不利なまま、決戦を命じます。
いくら不利でも主君の命には逆らえず、死を覚悟する重臣達。
そして決戦の前日、馬場信春の陣となっていた大通寺で、別れの盃を交わしました。
酒ではなく、水での別盃。
この席には、山形昌景、内藤昌豊、土屋昌次らがいました。
↑そのときの井戸は今でも大通寺に残っています。
現在では井戸というより池みたいになっていますが、この周辺に、あの武田軍の重臣達が座って盃を交わしたと思うと、なんともいえない気分になります。
死を覚悟した決戦前夜。
歴戦の武田武士の最後の夜を想わせる史跡です。
※ 続きを読む → 長篠城といえば鳥居強右衛門
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