立て続けに 『コトバの話』 を書いています!    ( ̄○ ̄;/
 
 
今回の話題は、先日書いた記事に頂いた、舎弟さんのコメントに触発されたモノです。    b( ̄○ ̄)
 
 
 
 
silkymilk・・・ 実はこれでも、日本語教師の資格を持っています。    b( ̄○ ̄;
 
ロンドンにいた頃には、パート勤務ではありますが、高校や小学校などで、日本語や日本文化を教えたりもしていました。
 
 
 
ま、どちらかというと、 『教える』 ということより、 『研究する』 方が向いてた silkymilk・・・   f( ̄▽ ̄;
 
比較的決められたパターンで行う初心者の授業より、思わぬ質問が飛び出す上級者の授業の方が好きだったんですが・・・
 
そのハナシはまた改めて。    f(―_―;
 
 
 
 
舎弟さん、コメントの中でひとつ質問されました。
 
 
 
「外国人には 『日本』 を 『ニッポン』 と教えるのか、 『ニホン』 と教えるのか」  というご質問。   b( ̄○ ̄)
 
リコメでも書きましたが、この答は 『ニッポン』 です。
 
 
もちろん、日本語教育というものは比較的新しい分野で、完全に方法が確立されているものではないので、もしかしたら 『ニホン』 と教えてられる日本語教師の方々もいらっしゃるかもしれません。
 
でも、silkymilk の周りでは、基本、『ニッポン』 と教えていました。
 
 
これは恐らく、スポーツなどでの正式表記が 『NIPPON = ニッポン』 であること等にも由来するのだと思います。
 
 
あともうひとつ、silkymilk は感じていた。     b( ̄○ ̄)
 
 
silkymilk が日本語を教えていたのは、主に西ヨーロッパの方々。
 
その方達には、意外に、『ニホン』 という発音が難しいらしい。
 
『イ』 という音のあとに 『ホ』 という音がすぐにくるのは、結構難しいのです。
 
 
 
・・・じゃぁ、 『ニッポン』 なら発音しやすいの?     ( ̄― ̄;
 
 
 
促音 (そくおん)、つまり、小さいツ、 『ッ』 というのは、英語の発音にはありません。
 
カタカナにするときに使うのは、日本人が勝手にそういう発音に当てはめているだけで、本家本元の方達は決して、促音のように詰まらせて発音はしていません。
 
長音 (ちょうおん =  『ー』 を使って表記される音 ) も同じ。
 
これらはあくまでアクセントがつく = 強く発音していることで、日本人に促音や長音として聞えているだけなのです。
 
 
例えば・・・     b( ̄○ ̄)
 
 
フットボールは、 「フトボル」 というコトバを、 『フ』 を一番、 『ボ』 を二番目に強く発音し、『ト』 と 『ル』 を殆ど聞えないくらいに発音すると、英語の発音に近くなります。
 
(慣れないと難しいかもしれません・・・)
 
 
 
 
ハナシが逸れました・・・  『ニッポン』 の発音のハナシでしたよね。     ( ̄― ̄;
 
 
 
 
日本語の促音が苦手な、ヨーロッパ語話者たち。
 
それでも、その促音の後にくるのが 『ポ』 という、彼らにとって比較的発音しやすい音であるので、抵抗が少ないようです。
 
どうしても、 『ニポン』 みたいになっちゃいますけどね。     f( ̄▽ ̄;
 
 
それと、ニッポンの方がまだ良いと思われるのは・・・    b( ̄○ ̄)
 
 
『ニポン』 にしても、 『ニホン』 にしても、どうしても、特に英語話者の初心者は 『ニ』 にアクセントがついてしまします。
 
『ニポン』 の 『ニ』 を強く発音しても、 「あぁ、ニッポンって言いたいんだな」 って解りますが、 『ニホン』 の 『ニ』 にアクセントが付いてしまうと、 『日本』 じゃなくて 『二本』 になってしまいます。
 
もう少し日本語に慣れて、文章が上手に言えるようになれば、日本と二本を間違えることはないと思いますが、何せ初心者、単語だけで勝負したい時期に、これはイタイ。
 
反論する日本語教師の方もいらっしゃるかもしれませんが、silkymilk は 『ニッポン』 と教えることを、強く勧めるのです。   b( ̄○ ̄)
 
 
 
 
・・・で、ここからが今日の本題。     f( ̄▽ ̄;
 
 
 
 
 
それじゃ、 『ニホン』 というコトバは教えないのでしょうか?
 
 
 
・・・ 否。
 
 
 
初心者のうちは、混乱してしまうので教えません。
 
しかし、ある程度になると、教えないと 『いけない』 のです。
 
 
何故か。     b( ̄○ ̄)
 
 
それは、日本人が平気で日本のことを 『ニホン』 と呼ぶから。
 
いや、間違いじゃないんですよ。 いいんです。 ニホンなんだから。
 
 
日本人にとって、 『ニッポン』 も 『ニホン』 も、大して変わりません。
 
だって、漢字にすると、 『日本』 であり、どっちにも読めますから!    b( ̄▽ ̄)
 
 
でも、ちょっとまった!!     w( ̄○ ̄)w
 
 
 
この、 「漢字で書いたら・・・」 という感覚、あくまで日本人の感覚です。
 
日本語を勉強している外国人にとって、 「ニホン」 という言葉が 「ニッポン」 という言葉と全く同じだなんて、想像もつかないのです!!    b( ̄○ ̄;ノ バンバン!
 
 
だって、音が全然違うじゃないですか!!   b( ̄○ ̄)
 
 
 
 
同様に、初心者に教えるのに悩むのが、否定の文。
 
 
「・・・ではないです。」
 
「・・・ではありません。」
 
「・・・じゃないです。」
 
 
という、3つのカタチがあります。
 
しかし、これを一気に全部教える訳にはいかない!!    b( ̄○ ̄)
 
 
では、どれを教えるか・・・
 
 
教科書では、 「・・・ではないです。」 を採用しているモノが多いです。
 
しかし、イギリス国内でこれで勉強して日本に来たとき、特に関東では 「・・・じゃない」 という言葉を使う日本人が多く、意味が判らなくて戸惑ってしまう。
 
 
日本人にとって、 「・・・じゃない」 という言葉は 「・・・ではない」 と同じ意味、なんて当たり前。
 
でも、外国人にとってはパニックです!!    w( ̄○ ̄;w
 
だって・・・  「じゃない」 ・・・ 「ではない」 ・・・ 冷静に考えれば、全く音が違うのです!!!
 
 
 
silkymilk は、 「これから東京に行く予定です」 みたいな学習者には、あえて 「・・・じゃないです」 の型で教えていました。
 
 
 
 
 
このように、私達が当たり前だと思っていること、外国人にとってはとっても難しい、ということがよくあります。
 
そういうことは、ひとつひとつ、根気強く教えていってあげないといけません。
 
 
 
言葉に限ったハナシではないのですが・・・
 
 
何事も、 「当たり前でしょ!!」 というのは、実は他の人にとって、全然 『当たり前』 じゃない、っていうこと、あったりするんですね・・・    b( ̄○ ̄;;