15日に引越しをしました。

アメリカに来てから何回目の引越しでしょうか。

日本よりも引越し頻度が高くて

日本ほどではありませんが、それでも引越しはお金がかかります。

でも、彼の職場、また今の生活環境の向上から引越しを選択しました。

日本に住んでいたらまず引越しなんてしなかったと思いますが。。。



今回の家は・・かなり気に入っています。

沢山のアパートが集まっているので近所には、安めのスーパーもあるし

メンテナンスもしっかりしているので、以前のようにゴミが道端に落ちていたり

ハエが飛んでいたり。。ってことがありません。

洗濯機も綺麗だし、部屋も広いし、食洗機もついているので

とっても便利です。

生活が向上した気分です。

職場の人に、話をしたら”え??そんなのついてない生活していたの??”なんて

驚かれましたが、最初の家から比べれば格段に向上しています。

勿論、ごく親しい友人にしかそんなことは言えませんが。。。

西海岸から引っ越してきた時、最初の家に着くまでは幸せでした。

とっても綺麗な環境で、大家さんもきれいにしておくからって言っていたので

最初に家を見たより綺麗かと期待していましたが

とっても汚い状態で、泣きました。

そんな中旦那が一人で綺麗にしてくれ、やっと生活できるレベルになり

でもトイレも台所も狭くて古くて、それこそアメリカの家には標準で付いている

ディスポージャー(残飯を捨てるところ)も食洗機も、換気扇もなく

床も靴じゃないと歩きたくないところでした。

キッチンシンクはホーローのような素材だったので汚れもなかなか取れず

狭くて深いのでよくお皿を割りました。

ベースメントなので蜘蛛とかの虫も多くて友人なんて呼べなかった。

2番目の家は、最初の家より遥かに広くて良かったけど、環境が悪かった。

家の周りはごみが多くて、雨の日とか湿気の多い夏は裏にねずみが走っていたり

とりあえず汚かった。

いつかこの町を出るって決めていたけど、本当に出れる日が来るとは思いませんでした。

余りにも遠すぎる将来に見えて・・・

まだしっかりしているわけでもありませんが、あの学生時代の何もできない時期から考えると

ローンを借りる苦労もなくなり、足かせが少し減った気がします。

勿論返済の苦労はこれからですが、何も見ない状態で、ローンだけ嵩んでいた時期を思えば

遥かに楽ですし、家も素敵ところなので幸せです。

家だけではなく、食生活も向上しました。

たまに安いものだけ物色しにWHOLE FOODSに行きますが、昔はこんなお店絶対に来れなかったし

同じ商品をスーパーでも見ても、あの時は買うのに躊躇っていたものが買えるというのが

私には驚きだったり、あの時に感じたストレスを思い出し、苦しくなったりします。

貧乏貧乏と言いながら、徐々に向上していたのだなと気がつく時

もう貧乏ではないのでは?なんて錯覚に陥りますが、実際の我が家は貧乏レベルの中辺りを

うろうろしているのです。

まだローンもあるし、他の人のような旅行も、車も(ボロボロ)古いので全体的に見て

この辺りではないかなと予想しています。

エアコンの効いたアパートから見える景色を眺めながら、食洗機のスイッチを押す時

心が軽くなります。

小さいことですが、幸せです。

幸せは人と比較するものではなく、自分自身と比較するんですね。