スーパーやドラッグストアに行くと、酒コーナーの区画に所狭しと並べられた多種類で多量のアルコール。断酒している視点で改めてみてみると、こんなに酒っているの?って思ってしまう事がある。日本はアルコールなどを飲みながら歩いていても咎められることはなく、外国人旅行者が日本はお酒に関して寛容な国だと思うと聞いた事がある。

 

 大体みんな二十歳になる前に飲酒しても黙認されるし、24時間お酒が手に入る。学生の頃は薬物に関する教育はあったけど、飲酒に関しての教育はなかった様な、、記憶にないだけかもしれないが。

 

 飲酒習慣がついてしまうと、止める事が本当に難しいのに、依存症状態になってしまう人は自己責任なんでしょうか。本当にそうなんでしょうか。違います。なぜなら、アルコールの効能には個人差があるからです。効能の観点に立つとじゃあ、砂糖はどうなんだ、カフェインはどうなんだとなってしまうが、客観的に見てわかりやすく、お酒の効能は個人の差が大きいです。

 

 お酒は喜怒哀楽の差がシラフ時より大きくなります。断酒しているからそう思うだけではなく、昼の街の様子と夜の街の様子はガラッと変わります。何かに取り憑かれた様な行動をしてしまう場合がある。この様にガラッと人格が変わってしまう様な酔い方をしてしまう人達も一定数いる(私含む)。地位も名誉も収入もある有名人が、お酒が原因での失言や暴力事件などで問題を起こして謹慎したり引退する話はよく聞く話です。

 

 アルコール類を販売することや摂取する事が違法になったら、良い方向に進むでしょうか悪い方向に進むでしょうか。税金が上がるかもしれませんし職を失う人々が増えるでしょう。健康になる人が増えるのも間違いない。禁酒法時代のアメリカの様にマフィアが隠れて販売することもあるでしょう。隠れて酎ハイの売買をして酒類取締法違反の罪を犯すことになるのでしょうね。そんな世界観とか絶対にあり得ないけど、断酒していて良かったと思うんだろうな。