こんばんは。
とても遅い時間の更新です。
昨日まで忙しく仕事をしていたので、今日ようやく、心静かに、
考えたり、思いを巡らせたりする時間を持てました。
先週、3月5日。
時々行くお気に入りの本屋さんで一冊の本のタイトルにひかれ、購入しました。
『想像ラジオ』
いとうせいこうさんの16年ぶりの新作だそうです。
ラジオ。
わたしがこの仕事を選んだ原点です。
誰かの心を、少しだけ、少しだけかもしれないけど、ほっとさせてあげられる可能性のあるものだと感じたから。
わたしが実際救われたことがあったから。
「ラジオ」という言葉にいつも惹かれます。
想像。
人にとって、最も必要なものの一つが想像力だと思っています。
「人の立場に立って考えなさい。」
「人の気持ちをもっと理解しなさい。」
と言われても、自分の気持ちだって分からないことが多いのに、なかなか難しい。
それに、「あなたの気持ち、分かるよ。」と言われても、
「経験をしたことのない人に分かるわけない!」
となってしまうのも人の心。
だからです。
分からないかもしれないけど、想像をすることはできる。
その人が過去の経験を経て、いまどんな気持ちでいるのか。
その人が何を抱え、考え、行動しているのか。
その人と対面する自分は今、どうあればいいのか。
想像して、よかれと思ってやったことが、裏目に出てしまうことも多々あるけど。
それでも。
心を持って、想像力を働かせて人と接していくこと。
思いやりの原点だと思っています。
言葉への思い入れが少し長くなったけど。
「ラジオ」と「想像」。
わたしにとっては、必然的に手に取った本でした。
この本の主人公は、DJアーク。
めちゃくちゃ軽快にしゃべります。
本の中だけど、その状況に合ったいい曲流してくれます。
♪想ー像ーラジオー♪
なんていう番組ジングルも、いいタイミングでいれてきます。
最初の数ページは、アークのおしゃべりが何だかおかしくて、ぷぷぷっと笑ってしまう♪
でも、彼が少しだけ語りを進めるとあることに気づく。。。
読みながら、たくさん泣きました。
いろんな人に思いを馳せ、涙がぽろぽろ出てきました。
いま、この本に出合えてよかった。
いろんな状況にある方がこのブログを読んでくれていると思うので、単純に、「読んでほしい。」とは言えないけど。
きっと、救われる人も多いと思う。
2013年3月1日初版印刷
2013年3月11日初版発行
となっていました。
なぜかわたしの通っている本屋さんでは、発行前から店頭に置いていたことになるわけで、
出版に対してあまり知識がないのでそのへんのことはよく分からないんだけど。。。
東日本大震災からちょうど2年の日に、世に出すんだという意思を想像できます。
作者と出版社と、本作りに関わっている方の思いを感じるので、この本をいま、薦めたいです。
本や想像力や思いやりで、人の生活は救えない。
必要なのはもっと現実的な手伝いだ!
このブログだけだとそう思われてしまうかもしれないけど、
この本は、その考えや心の葛藤もすべて、そこにある。
本の帯には、こんなふうに書かれていました。
「耳を澄ませば、彼らの声が聞こえるはず」
大切な人を亡くすこと。
生きていれば避けられないこと。
想像力は、誰かを救い、自分をも救う力になりうると信じています。
とても遅い時間の更新です。
昨日まで忙しく仕事をしていたので、今日ようやく、心静かに、
考えたり、思いを巡らせたりする時間を持てました。
先週、3月5日。
時々行くお気に入りの本屋さんで一冊の本のタイトルにひかれ、購入しました。
『想像ラジオ』
いとうせいこうさんの16年ぶりの新作だそうです。
ラジオ。
わたしがこの仕事を選んだ原点です。
誰かの心を、少しだけ、少しだけかもしれないけど、ほっとさせてあげられる可能性のあるものだと感じたから。
わたしが実際救われたことがあったから。
「ラジオ」という言葉にいつも惹かれます。
想像。
人にとって、最も必要なものの一つが想像力だと思っています。
「人の立場に立って考えなさい。」
「人の気持ちをもっと理解しなさい。」
と言われても、自分の気持ちだって分からないことが多いのに、なかなか難しい。
それに、「あなたの気持ち、分かるよ。」と言われても、
「経験をしたことのない人に分かるわけない!」
となってしまうのも人の心。
だからです。
分からないかもしれないけど、想像をすることはできる。
その人が過去の経験を経て、いまどんな気持ちでいるのか。
その人が何を抱え、考え、行動しているのか。
その人と対面する自分は今、どうあればいいのか。
想像して、よかれと思ってやったことが、裏目に出てしまうことも多々あるけど。
それでも。
心を持って、想像力を働かせて人と接していくこと。
思いやりの原点だと思っています。
言葉への思い入れが少し長くなったけど。
「ラジオ」と「想像」。
わたしにとっては、必然的に手に取った本でした。
この本の主人公は、DJアーク。
めちゃくちゃ軽快にしゃべります。
本の中だけど、その状況に合ったいい曲流してくれます。
♪想ー像ーラジオー♪
なんていう番組ジングルも、いいタイミングでいれてきます。
最初の数ページは、アークのおしゃべりが何だかおかしくて、ぷぷぷっと笑ってしまう♪
でも、彼が少しだけ語りを進めるとあることに気づく。。。
読みながら、たくさん泣きました。
いろんな人に思いを馳せ、涙がぽろぽろ出てきました。
いま、この本に出合えてよかった。
いろんな状況にある方がこのブログを読んでくれていると思うので、単純に、「読んでほしい。」とは言えないけど。
きっと、救われる人も多いと思う。
2013年3月1日初版印刷
2013年3月11日初版発行
となっていました。
なぜかわたしの通っている本屋さんでは、発行前から店頭に置いていたことになるわけで、
出版に対してあまり知識がないのでそのへんのことはよく分からないんだけど。。。
東日本大震災からちょうど2年の日に、世に出すんだという意思を想像できます。
作者と出版社と、本作りに関わっている方の思いを感じるので、この本をいま、薦めたいです。
本や想像力や思いやりで、人の生活は救えない。
必要なのはもっと現実的な手伝いだ!
このブログだけだとそう思われてしまうかもしれないけど、
この本は、その考えや心の葛藤もすべて、そこにある。
本の帯には、こんなふうに書かれていました。
「耳を澄ませば、彼らの声が聞こえるはず」
大切な人を亡くすこと。
生きていれば避けられないこと。
想像力は、誰かを救い、自分をも救う力になりうると信じています。