エルサボをしっかりと観たのは昨日が初めて。
開演前、自分の本番と同じくらい緊張してしまった。
静かな空間から始まる世界。
まるで自分もそこにいるかと錯覚するような。
たかだか70年前の物語。
実際にあった物語。
そこに確かに存在していた人間たち。
その事実は忘れずに生きなければならない。
知り難きと比べて平均年齢の若い彼らのエルサボは、どこか退廃的で儚く苦しく美しく。
まるで違う作品だけど、二つで一つなんだ。
自分の初日を迎える前に観れて良かった。
再演ということで、どこかで前作を越えたいとか、上手くやろうとか、無駄を無くそうとか無意識ながら考えていたわけ。
でもそんなの全部吹っ飛ばしてくれました。
一旦リセット。
明日は全てを忘れてのめりこもう。
全力で足掻こう。戦おう。生きよう。
命を懸けて。