改めまして

『abc★赤坂ボーイズキャバレー2回表~喝!&勝つ!~』

たくさんのご来場、誠にありがとうございました。



役者を始めた頃から持ち続けていた不安。
3月の震災以降持ち続けていた葛藤。
自分の身に降りかかる出来事に対する悩み。
役者を続ける意味・疑問。

エンターテイメントでありながら深い部分でその総てと向き合わざるを得ない作品となりました。

葉山暁と三上俊とでは、生きてきた環境、仕事に対する取り組み方、仕事の内容、全てに於いて全く違うけれど、向き合った先は一緒というか、心の内にあるものは全く同じだったような気がします。

まぁ作り方次第と言ってしまえばそこまでですが、そうすることに俺が演じる意味があった気がしています。

葉山が殿を演じたことにも、きっと同じ意味があったはず。

そして最後には笑えたのです。


柏木の言った言葉も利根川の言葉も正解かどうかなんて誰にもわかりません。

結局答えなんか出ないし、この先どうすればいいかなんてわからないけど、無理に今答えを出す必要なんてないのかもしれないね。

葉山が言いました。

「やってみようかな」

「近付いてみたい…本物の役者に」

一歩踏み出すことが大切なのかもしれません。

自分の気持ちに正直に。

それはとても勇気のいることで、怖いことです。

でも…きっといつか後悔することの方が、俺は怖い。

いきなり目標に近付けるなんて思っていませんが、小さくてもいい。
一歩一歩進んでいきたいと思います。

自分の気持ちに正直に。

自分を信じて。


素敵な夏をありがとう。

この夏出逢った全ての方に感謝を込めて。



また会うその日まで、素敵な日々を!!