「映画バー MIKA’S BAR」映画のすすめ♪
「あん」
【やり残したことは、ありませんか
】
★★★★☆ ≪2015≫
個性豊かな「お婆さん」の正体は
どんどん話の中に吸いこまれ
凄く切ない真実を知る。。
「志村けん」さんの出身の
「東村山市」のお話。。。
出てくる舞台も久米川駅が
何とも懐かしい「全生園」子供の頃から
噂には聞いていたけど中に入った
事は無い。。桜の時期に
この中で「花見」に行く友人も居る
とても綺麗だとの話。。。
そして。。。ココの中にある
看護学校の卒業生の友人がいる
自分では係わりは無いけれども
こんなに切ない施設だと
思っていなかった
そんなお話は。。。
桜が満開のこの季節。。。
道に面した小さなバラック建ての
店舗の店長を務める「千太郎」。
彼が作るのは「どら焼き」
しかし。。「あんこ」を上手く作れず
出来合いの業務用のあんこで
店を続けていた。。。
天気のいい桜の花がもっさりと咲き
見頃ももう少しとなった頃。。
気の良さそうなお婆さんが店を
訪ねて来た。店先で話をするが。。
壁に貼られているアルバイト募集の
貼り紙を観てお婆さんは「雇って欲しい」と
「それは無理です
」といい加減に
あしらった千太郎だった。。。
そして。。。桜が散り始めた頃。。
また、お婆さんがやって来た。
「無理」だと言う千太郎に手作りの
「あんこ」を渡し「食べて見て欲しい」と
口にもせず、ゴミ箱に放った千太郎
だが気になり。。手に取り。。臭いを嗅ぎ
。。一口食べて見る
・・・・
あんこの味が美味しい事に驚く
何日かして。。。
またお婆さんが訪ねて来た
お婆さんの名前は「吉井徳江」さんと言う。
あんこが「美味しかった」事を告げる
千太郎に喜ぶ徳江だった。。
徳江は50年間あんこを作って来たと言う。
そしてあんこの作り方を教えて
欲しいとアルバイト成立した
店に毎日通う中学生の「ワカナ」も
あんこの美味しさに感激していた
徳江さんのあんこを出し始めて何日か
経った開店の朝ブラインドを上げると
行列が出来ていた事に驚く千太郎だった
美味しいどら焼きと評判になっていた
徳江の「あんこ」のおかげと感謝する
そして何日かして。。。
店のオーナーがやって来て
徳江がハンセン病患者だったと聞きつけ
「噂になったら客が来なくなる」と
徳江を辞めさせろと詰め寄った
美味しいあんこは本当に美味しい
だけど噂は困る・・と苦しむ千太郎だった。。
自分も世間に顔向けできない
過去があると人を差別する立場では無い
と酒に溺れてしまう。。
それを察した徳江は自ら店を辞め
それから顔を出す事は無くなった。。
徳江が居なくなって何日か経った
ある日。。。
家庭環境が最悪なワカナは朝から
「家出」をしていると言う
ふたりは徳江の暮らす施設へ向かう。。
そこで観た物は・・・
続きはDVDで観てね～
切なかったです。。
永瀬君ののセリフの無い演技
彼って映画俳優さんなんだなって
希林さんの徳江さん。。
ありのままに演じる希林さんのスタイル
前にインタビューで「ありのままを演じる」
と言ってた。「自分は綺麗じゃないし・・」と
「自然」だ～
演じてる訳でなく。。。
「徳江さん」なんだ～って感動
ライ病がハンセン病と言うのも
大人に成ってから知った。。
それに全生園は昔「結核患者」の
隔離施設だと子供の頃、聞いた事がある。。
ライ病だったのね。。そこでも
事実は間違ってる。。人間は怖いね。
とにかくこの作品は。。
人との出会いを大事にし自然を
大事に。。そして自由の大事さを
語っている。。。
病気物の作品は避けていたけど。。
泣くだけではなく、心が穏やかになる
そんな気持ちが残る作品だった。。。
中学生「ワカナ」ちゃんに光る物を
感じてたら何と希林さんのお孫さん
「モッくん」の娘さん「内田伽羅」ちゃんだった
今は学業が本業の様子女優さんを
目指せばDNAが自ずと開花する
素晴らしい女性だと思う
朝から穏やかな日曜日を送れてます
そんな気持ちになる1本如何でしょ
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