はじめまして🌸
ご訪問ありがとうございます
このブログは、障がい児の親の気持ちをつづっています。
母児間輸血症候群による胎盤機能不全。
お腹の中で酸欠となってしまった赤ちゃん。
「胎動がない」
妊娠7か月で緊急帝王切開、
2020年5月13日、988gで産まれ、
産後すぐ輸血。翌日、広範囲の脳出血。
脳の大部分を失った、あおくん。
その体でも必死に「生きること」を選んだ。
脳性麻痺。医療的ケア児。
産後からNICU で過ごし、
1歳になる直前
2021年4月27日GCUへ移動。
現在に至る。
退院を目指し、がんばっている。
あおくんの記録と母親の気持ちを
つづっています。
安産とは、無事にお産をすること。
安産祈願とは、
神様の御神慮により子宝に恵まれたことを感謝し、誕生の日まで胎児の無事と母親の健康、丈夫な赤ちゃんが生まれた後も健やかに成長することを願い神社に行ってご祈願やお祓いをすること
と書いてありました(ネット検索)。
私はあおくんを妊娠中、5か月ころ安産祈願を掲げるお寺に行ってお詣りをしてから、
その時にいただいた(授かった)お守りやお札や腹帯などの品を、
まだ手元に持っています。
「安産祈願」って何なのでしょうか。
宗教なのでしょうか、日本の文化なのでしょうか。
宗教によっては、安産祈願で神社やお寺を詣ることをしない宗派もあると思います。
ちなみに私自身は、家系に宗派はあるみたいですが、いわゆる「無宗教」。
家庭では宗教に縁がなく育ちました。
だから(だからではないのかもしれませんが)、
絶対的なものに守られていると信じたり、そのようなものを祈ることはなく、
自分や関わりのある人しか信じない人生を送ってきました。
子どもの頃に、サンタさんを本気で信じてたとかはあるけど、
何かを祈るとかもしない方だし、占いとかも、軽く信じるのはめざましテレビの星占いくらい。
女の子ならもっと色んなこと信じても普通なくらいなのに(笑)
私の周りの女の子友達は、他県をまたいで占い師に占ってもらいに行ってたし、
パワーストーンを信じてブレスレッドを作りに行く友達もいた。
占いを信じて、居住地を変えていく友達もいた。
そういうのもほんとに信じなかった。興味が全くなかった。
でも、また書きたいと思いますが、今こそそういう霊的とか魂とかパワーのようなものはあると思えています。
私が行ってたのは初詣⛩くらい。
昔はよく恋愛成就を祈ってきてたけど、今は交通安全を祈っています。
でも熱心でもなく、毎年行くから、ってくらい。
初詣も、宗教?日本の文化?って思います。
初詣も行かない宗派はありますね。
宗教での行事ごと?日本の文化なの?
たまひよをみると、妊娠5か月になると、安産祈願に行こう!って書いてるね。
行くもんなんだね、だから行こう。
という感じで行ったのを覚えています。
宗教を信仰されている方は、安産祈願についても、その教えの通りに動かれるのだと思います。
教え通り、詣る人もいれば、
お寺や神社は宗教に合わないからと、詣らない人もいる。
日本人は「無宗教」の人が多いと聞くので、
私のように、この時期に安産祈願に行くんだな、
安産を祈ってこよう。
という思いで足を運ぶ人が多いと思う。
あおくんの出産予定日は8月11日だった。
あおくんは5月13日に誕生しました。
約3か月の早産でした。
あおくんが産まれてから、メンタルを押し潰されそうな毎日がどかどかやってきた。
心落ち着かない日々が過ぎていった。
産後1か月くらいだったかな、ふと、家に置いている安産祈願のお品たちに目がいった。
「安産」…
あおくんの命が助かったことが、安産という意味なのだろうか。
それよりも、お坊さんが口にした言葉を思い出した。
「出産予定日の8月11日まで毎日、安産をお祈りいたします」
もう赤ちゃん、産まれてるよ。
それなのにずっと今も無事の出産を祈っててくれるの?
と思うとなんか違和感を感じた。
もう産まれてるのに、安産を祈ってもらうなんて。
屁理屈でもなく、ただそう思った。
お寺に電話してみた。
「出産予定日が8月11日なんですが、
異常が分かり、5月に帝王切開で産まれたんです。
予定日まで毎日祈り続けてくださるというご説明だったと思うのですが、
どうしたら良いでしょうか」
異常だった、安産じゃなかったっていう連絡は、私は割とあるんじゃないかと思った。
そんなことを言われてもお寺としては困ると思うけど。
お寺は祈ることをだけをしているのであって、
無事に産まれることを保証するものではない。
答えは即答だった。
「では、お礼参りにいらしてください。」
お礼参り、、、そういうのもあるのか。
「産まれた」ことが「安産」なんだと思わされた瞬間だった。
だけど、私が気になっていたのは、産まれてからもずっと無事の出産を祈る儀式をしてくださるというところ。
違うな、と思ったから、それについてはどうなりますか?
と聞いてみた。
すると、「毎日の祈りの対象から外すことはできますよ」
と言われた。
なんか、それも違うな、と思った。
どんな答えを私は求めていたのだろう。
なんかがっかりして、言った言葉は、
無事の出産を祈るのではなくて、これからの健やかな成長を祈っていただけるとうれしい
と伝えた。
そういうことはやっておりません。
と言われた。
やってないのなら仕方ないよね、
でもこのまま無事の出産を祈る対象から外すって、なんか気持ちが向かなかったので、
それじゃそのままでいいです。
と答えて、電話を終えました。
特別扱いはできない、仕方ないことだろう。
だけど、あまりにも淡々とした対応にもやもやはした。
安産祈願に行ったけど、早産になった、異常だった、
そんな連絡に対するきちんとした(相手を納得させる)対応を持ち合わせてない様子だった。
いや私はそこに対するお寺の対応を期待していたわけではなく、
もう少し、出産予定日まで祈り続けるといったことに対する違和感について、
納得させてほしかったな、と感じた。
でもこのモヤモヤ感は、「安産祈願」というものを、自分がどう理解しているのか
というところにあるのだろうと思った。
信仰する宗教の元に行くのなら、たとえ異常があったとしても、私みたいな違和感はもたなかったのかもしれない。
安産祈願で詣ることをしない宗派であれば、
「詣らないと」という心の焦りも覚えなかったかもしれない。
信仰する宗教などがない私は、日本の文化として、初詣に詣るのと同じ感覚だった。
信仰する宗教がない人が多い、これ自体が日本の文化だと思う。
だから日本って色んな国の宗教の行事や文化を取り入れやすい。
結婚式はキリスト教が主流だし、
お葬式は仏教。
もちろん、どちらも信仰する宗派のもとで執り行うんだろうけど。
クリスマスやハロウィンは外国の文化。
お正月、お盆、節句は日本の発祥かな。
色んな国のものを取り入れて、社会は発展していく。
それは色んな人がいて色んな生活があることを受け入れるということ。
とても大切で前向きな取り組みだと思う。
だけど、宗教や宗教にもとづくもの、人の精神の拠り所となるものが日本の文化になる、
これは、慎重であるべきじゃないかなと思ったりする。
こうするものだ、と伝える方も、
受け手の方も。
そして、その儀式の舞台はお寺や神社になることが多い(お祈りは神様や仏様にするものだからか)ですが、
お寺や神社にはそれぞれ宗教があると思います。
無宗教の人はどの宗派の神社やお寺も回りやすい(こだわりがない)と思うけど、
ある特定の宗教を信仰する人は、
訪れる神社、お寺は決まっているのかな。
御朱印集めは、どの宗教も信仰しない人がするものなのかな🌸
神社やお寺は、お守りが売りのところや、ライトアップなど行事ごとを起こして人を惹きつけるところも出てきてる。
自身の宗教に関心を持ってもらうためや、
寺院の収入増も目的にあるのかもしれない。
本当に日頃ぼやっと思うこと。
宗教や信仰に素人な私の考えです☺️
だけど、私なりに考えた経緯があります。
また書けたらいいな🌸
安産祈願と宗教と文化。
色んな立場があって、皆さん考えることも十人十色なのでしょうね
今日のあおくんです
パパと遊ぶ♬
7月に入って、NICUとGCUの看護師さんが、
少し入れ替え
ひさびさに会った看護師さんに、
また大きくなったね〜って
皆に言われます
大きくなったねって言われるの、うれしいな😆