病棟に上がってから、私は同じ境遇の方のブログを検索していたショボーン


皆さん、どんなお思いでいられるのだろう。

あおくんはどんな経過をたどるんだろう。




私はどうしたらいいのだろう。



一気に落ち込んだ。



昨日、検索したブログは

超低出生体重児の子どもさんの成長過程がわかるものニコ


小さく産まれても、ぷくぷくになるんだ〜照れ

お腹の中での成長を、外で見届けられる幸せができた

って、とてもすてきな考え方お願い


とか、私はこれからに希望を見出し始めたところだった真顔


だけど、今は脳室内出血のある子どもさんをもつ保護者の方のブログを探している。


でてくる障がい。ふつうに自分で考えて生きていけるの?

揺れ動くお母さんの気持ち。


ふぅぅ、辛いなぁ。





看護師さんが私の元にくる。


Oさん、新生児科の先生が話がある、と。
旦那さんにも同席していただきたい。
旦那さん、今からだとこちらに何時に着きますか?
時間を調整します。





とのことだった。




わ、、、あおくん。

どうしよう。えーん

不安。

不安。

どうしよう。

旦那さんに電話しないと、、、



旦那さん、すぐに病院に向かうと。

あおくんのことが心配すぎて、しんどいよぅえーん



旦那さん到着。
面接室に、新生児科の先生と脳外科の先生と看護師さんが私たちにつく。


あおくんの、脳のエコー画面を開いて、先生方が説明を始める。




昼間、主治医から脳室内出血のお話しをさせていただきました。
エコーを経過でみて撮ったのですが、出血の程度が広がっています。
左側のこの白い部分が出血部位。広範囲となっています。また、出血で脳の基質部分が右に寄せられています。脳の基質部分もエコーでみると色が白くなっているのが分かります。これは、脳細胞に支障をきたしていることが疑われる所見です。

あと、赤ちゃんは大泉門が開いていて通常柔らかいのですが、頭蓋内の圧で脳内が圧迫されている状態が確認できます。

頭蓋内の出血を疑っていましたが、脳の中の血管の出血の疑いが出ています。

手術の選択があります。ただ、手術はかなりのリスクをともなうもの。開頭して、限られた時間で、出血部位を全て確認してそれを全て止血していくもの。


成功するかもしれないし、その過程では、命がなくなってしまうかもしれない。

手術をしない場合は、この広がる脳室内出血は出血が吸収される分で落ち着く見込みはある。ただ、脳のダメージからくる障がいは大きいことが考えられる。


そのことを説明させてもらった上で、あとはご夫婦のお考えを聞かせていただきたい。





あおくんえーん

あおくんあおくんえーん

こんなに小さく産まれたあおくんにこれ以上辛い思いをさせるの?


いや、そんなの。


リスクの高い開頭手術を施すなんて、考えられない。


旦那さんと当然同じ意見。


助かった命じゃないの?

医療が助けてくれたんじゃないの?

なのに輸血という医療であおくんに危機ももたらせちゃったの?


私はもともと、自然の形を望んだんだ。

運命に委ねたい。

だからあんなに帝王切開に抵抗を感じたの。

もともと、あおくんの死があったとしても、それは自然で運命なのなら、、受け止めるしかないという気持ちがあった。

医療で助ける選択を皆さんが当然のように私に勧めたんでしょう?


今度は積極的に皆さん医療を選択しないんだ。


えらぶ余地を私たち夫婦に与えた。


ほんとに、医療ってなに?

わからない。





積極的な手術は望みません。

私は帝王切開で赤ちゃんに出会うことができて、私の指を赤ちゃんが握ってくれただけで、この上ない幸せを感じました。 

それだけで十分なんです。


それだけで、もう、十分なんです。



だから、これ以上苦しい思いを赤ちゃんにさせないでください。

医療を施さずして死があったとしても、私はそれを赤ちゃんの運命として受け止めたいんです。




涙ながら先生に訴えました。


先生の目にも涙がみえました。


後ろにいる看護師さんも、鼻をすすって見守ってくださっていました。



今すぐの手術の選択はなくなり、保存療法でいかれる方針となった様子。



脳の所見は経過をエコーでみていく。