遅くなりました!二次試験体験記後半戦。
序章←これその1←これはこちら)

さていよいよ本格的に試験開始。
まずは2分間のナレーション!泣いても笑っても2分。実際は泣いても笑ってもいない若干引きつり顏の2分でした。

もう一度内容をおさらい。
渡された4コマ漫画は、車を買いたい若い夫婦&赤ちゃんの話。
①車を買いたい。だけどお金がない。
②近所の掲示板でたカーシェアリングの看板を見つける
③値段も手頃だし早速登録することに。
④ある夜、子供が病気で、病院に連れて行かなくてはならず、いざシェアカーを使おうとするも車が空いてなくて…!?
と言った話でした。

緊張してたのもありちょっと1~3個目までが急ぎ足になってしまい、4つ目を説明し終わっても時間が余った状態に。どうやらそこで終わってもいいらしいのですが、私はやたら4つ目について説明してしまった。しかも説明途中で終了。わぁ、こんなはずでは…!

いやしかしどうにか4つ説明し終わったしまぁいいだろうと、ポジティヴな心持ちをキープ。まだ4つの質問があるのだ!!!試験時間はせいぜい10分弱。落ち込むのは退出後に。

(※結果は13/15点。とにかく4つ全部説明することと、説明と内容が合致していればいいのか。減点は時間をうまく使えなかったことと、文法のミス?)

続いては4つの質問。ひとつ目の質問は、決まって先ほどの4コマより。
yamatakabou『もしあなたが4コマ目の旦那さんだったらどう思いますか?』

リンゴ「私だったらこう思うでしょう。”子供が心配で早く病院に連れて行かないといけないのだけど、雨が降っているから歩くのは無理だなぁ。いや、無理ではないけれど難しいなぁ…。とても悲しい気持ち…”。」

今思うと子供が病気なのに雨が降ってるから歩けないという自分の答えに愕然とする。濡れてもいいから外に飛び出して雨の中走るかヒッチハイクしてでもして病院に連れて行くくらいの気持ちと伝えたかった。せめて現実的に救急車を呼べばよかった…。言ったもん勝ちなのに…。

テストでは、言動の是非はともかく何か意見を言うことが大切。ジェントルマンは私のこの意見を聞いてどう思ったのだろうか。非情な人間だと思っただろうか。いやジェントルマンはそんな風に人を判断しない、ような気がする。
(※試験官が判断するのは、質問に対して的確に答えているか、文法的に正しく答えられているかということ、のみ。)

2つ目のジェントルマンからの質問。
yamatakabou『テレビのコマーシャルは消費者に影響を与えていると思いますか』
この質問はチラッと廊下で待機している時に聞こえて来たので、私だったらどう答えるかなぁ、とちょっとシュミレーションしていたこともあり、スムーズに返答。
リンゴ「はい、そう思います。最近のコマーシャルはとても魅力的だし、私もたまにコマーシャルに影響されて、買い物をすることがあります。」

実際こう答えたけれど、本当にこんな返答でいいのだろうか。最近のコマーシャルが魅力的だと言う主張の根拠はない…。過去と比較もできないし何がどう魅力的かも謎だと言う思いがよぎるが、良いのだ。とにかく、質問に応えることが大事なのだ。うん。さぁ来い次の質問!!

yamatakabou『都心での車の運転は何かしら規制されるべきだと思いますか』
多分、こんなことを聞かれたと思う。。。
だけど、この時使われた"restrict"と言う単語の意味に一瞬"制限する"と言う意味がよぎったものの、若干自信がなくて質問。
リンゴ「えっと…つまり私たちには都心で車に乗る時にルールが必要ということですか?」
ジェントルマンはうーん…と言う表情を見せつつ、
yamatakabou『詳しくは答えられないので、質問を繰り返します』
と言って同じ質問を若干ゆっくり目?クリアに?繰り返した。

デ ス ヨ ネ 。

普通の会話ならそんなやりとりが可能かもしれないけど、これはテストなんだから質問をわかりやすくなんて言い換えてくれないのである。だけど制限するに間違いはない!と思い、
リンゴ「いいえ、私たちは車を運転する権利があります。どこにでもいっていいはずで、都心であっても何も制限されるべきではありません。」
とかなり自分よがりな考えを述べる。一応、質問の内容には答えているのでジェントルマンも「うん、うん」みたいなリアクションをしていたが、実際、CO2排出量とか交通渋滞を考えると交通量の規制や時間制限はあったほうがいいと思う。頷くジェントルマンを少し疑うが、やはり彼はやり取りにしかフォーカスしていないのだろう。
しかし、本当に言いたいことをとっさにいうって簡単じゃないなぁ。
(※自然な流れでの聞き返しは減点にならない。わからなかったら簡単に言い直したりして聞き返してみよう。聞き返しすぎるのは減点.)

最後の質問
yamatakabou『医師不足について政府は十分な対処をしていると思いますか?』
OH...日本語でも考えたことないよ。でも、今そのことに関して考えている暇はないのだ。何か、何か発言しないと!

リンゴ「いいえ…思いません。」

とりあえず言ってみた。なぜならYESと答えたところで十分対処している実例をあげられないから。

リンゴ「私の友達が経験したことなのですが、先ほどの(ナレーションの)画と同じように、夜中に子供が病気になって病院に連れて行きました。病院に行くと医師がいないということで別の病院に行かなければなりませんでした。次の病院で診てもらって子供は無事だったのでよかったのですが、両親はとても心配していて、その話をを聞いた私もすごく心配しましたし、自分の将来も不安になりました。政府はもっとこの問題に対して何かすべきです。」

ええ…なんだか聞いたことのある話です。
そして…私にそんな経験をした友達はいません…。
完全にでっち上げました…。
(でもこういうこと本当にあると思う)

+.(・∀・).+゚.。oO( 勝てば官軍 )

そんな言葉がよぎります。フワッ…
でもいいのだ!ここには真実を語りに来たんじゃない!英語を話しにきたんだ!

話を聞いていてくれていたときのジェントルマンの真剣な顔と共感してくれたような表情が忘れられません。(彼も作り話だとわかっていて英語だけをチェックしていた可能性もあり)

振り返ると自己紹介以外に真実を話してないことに気づく。うん、自分の心の声を言葉にする、今後の課題だね♪(軽)

Q&Aでは16/20もらえていました。1問5点なので、平均して4点。
うーん、総合力があると言えば聞こえがいい。
人生諦めが肝心というけれど、努力で伸びる部分に関してはもう少し頑張りたいところです。

以上ですと言われ、退出。退出時にまさかのジェントルマンからの質問。

yamatakabouあなたはプロのダンサーですか?
リンゴ私?いえ、違います。
yamatakabouそうですか。失礼しました。お気をつけて。
リンゴはい、今日はありがとうございました。いい1日を!
yamatakabouあなたも。


なんだろう…私が最初にダンスがとミュージカルのことしか言わなかったから…?それともこれもアティチュードの試練…???

attitude(態度は)3/3点でした。
フレンドリーな対応、質問に返答しようとする姿勢、笑顔を絶やさない、最初と最後の挨拶…これは知識を仕事に結びつける上ではとっても大切なこと。としての項目なのかな?言語はコミュニケーションツール、だし。
超英語ペラペラで時事問題にも詳しくて博識な人でも、上下スウェットで来たりガム噛んでたりしてたら、ちょっとねぇ。
(※ここで点を稼ぐのもアリ)

ということで、以上が私の体験記でした。


(結果をここに)

受験者の年齢層が以外と低くて、日本の未来に希望が持てました。若者よ~これからの日本をよろしくお願いします。
私はなるべく怠けないように、日々、何かしらを積み重ねて行こうと思います。
次は1級かぁ…今までとても遠いところにあると思っていたので、目指している実感がまだない。マラソンだと思って、足腰をしっかり鍛えてから、挑戦しようと思います。

私がいろんな人のネットを見て臨んだように、このブログが誰かの準備に役立ちますように。
体験記を書かれた方、今回読んでくださった方、ありがとうございました。

りんごリンゴ