初めましての方こんにちは
また来て下さった方ありがとうございます

映画『復讐するは我にあり』を観ました、
ヒジイミカです。
(何故かと言うと今緒形拳さんブーム)

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(その原作の著者が書いた別の本)

『なぜ家族は殺しあったのか』(佐木隆三著)

「小倉少女監禁事件」を取材したノンフィクション。
読み始めたその日に読み終えました。

この本を冷静さを保ちつつ読むのは
容易なことではなかったけれど、
最後まで事件の終着を見届けることが出来たのは、
著者が非常に主観的な意見なく事実を伝えていることと、
著者と自分の目的が同じだったからだと思います。
つまり、タイトルにある言葉そのものの疑問の解明。

最後に著者は論告と自分の考えを照らし合わせて意見を
述べていて、それを読んだときに、事件の流れを読んで
締め付けられていた頭と心が少し緩んだ気がして、
私自身が救われた気がしました。
ここまでの人間の弱さ、脆さ、悪を突き詰めながらも
決して読者を絶望させない著者の佐木さんには
僭越ながら敬意を表したいです…。

映画『悪人』もそうですが、最近人間の弱さについて
考えさせられることが多いです。
私も『悪人』やこの本に出てくる被害者の立場になる
可能性は大いにあって、ないと言い切れる人こそ、
大いに可能性を秘めているのではないでしょうか…。

この本を読み終えて、自分が生きていく上で大事なものを
守る方法が少しだけ見えた気がしました。
情けは人のためならずと言いますが、やっぱり
その場しのぎの行動は根本的な解決にならず、
時には相手だけではなく自らをも巻き込む恐ろしい結果を
引き起こすことになりかねません。

人と生きると言うことはそれ自体が自分の弱さの抑止力に
なるべきことだと信じたい。そして自分もいずれ人生の
伴侶が出来るのであれば、そのような人と一緒に
歩んでいきたいし、相手にとって自分もそういう存在で
ありたいと思います。

人生の伴侶に限らず、友達にとってもそうありたいのですが、
あまりそれを表に出しすぎると、
友人にとって心許せぬ人物になってしまうので、
(この人には弱音とか愚痴とか言えない~みたいな汗
この本を読んで改めて思った考えは大事に心に置いて、
今日からもいつも通り愉快なお姉さんとして
のんきに過ごす肘井美佳なのでR

ホ~ントに、衝撃的な本でした汗


                    りんごリンゴ