「ほおずきを買いに」



(風鈴リンリン)

(ほおずき達)

(鉢と風鈴のセット)


そもそも、何故ほおずきなのか。
年の瀬に売られる羽子板のように“縁起物”なのだそうが、それだけでは納得できない。うむむ。誰か知っていたら教えてほしい。

そして、4万6千日の由来だが、一説としては、江戸時代の人が人の一生と一升マスをかけて、一升マスに米を入れて数えたところ、当時の米粒で4万6千個あったとのこと。
その米粒一つを1日に数え、7月10日の功徳日に参拝すれば、4万6千日分つまり、一生息災に過ごせる、という事らしい。
誰が4万6千個も数えたんだろう。端数は端折ったのか?
謎はまた謎を呼ぶ…。

ほおずき市のことがちょっとわかったところで、さぁほおずきを買いに行こう!!

値段の相場としては、1500円~2500円。
ちょっと割高だけど、せっかく来たんだし買わないとね☆
鉢植えのほおずきは風鈴が付いて来る。
割とどこの店でもデザインは同じなので、どこで買ってもいいと思われる。

とにもかくにも、そこら中でほおずきが売られているので、
どこでどのほおずきを買ったらいいのかわからず、
とりあえず荷物になるから最後に買おうということにして
屋台を楽しむことにした。

金魚すくいにスモモ飴、そして海ほおずきなるものをゲット。

海ほおずき?どうやらこれは、貝の卵であるらしい。見た目は
ひからびたマスカットの皮という感じ。
昔の子供のおもちゃだったそうな。

「どうやって遊ぶんですか?」

と聞いたら、店員さんがご丁寧に口にくわえて遊んでくれた。
なるほど、ギュムギュムとカエルがつぶれたような音がする…
これを楽しむのか。

やってみたら面白いのかなと思い購入したが、帰宅してもその
存在は忘れられ、私の買った海ほおずきは永遠にギュムギュムと音を立てることはなかった。チーン。


(浮かばれない海ほおずきと私)

さてさて、日も暮れかけたところで、ほおずき屋さん達は売り残しがないように値下げを始めた。
これは大チャンス!殆どの店で鉢植えのほおずきが2500円から2000円になっている。
私達も張り切って交渉!!…した結果、鉢植えのほおずきを2000円で買って、風鈴を二つつけてもらった。
やったね!お姉さんありがとう。


(こんな風に包まれる)

そして一房のほおずきも一緒に購入。家に帰ったら遊ぼうっと。
私が小さいとき、母親がよくほおずきで笛を作ってくれた。
皮を破らないように中身を出す際にコツがいるもので、私は今まで一度も成功したことがない。何年ぶりかのリベンジなるか?

鉢植えはシモーダが今からいく美容室に持って行くのだそうだ。
表参道の美容室に鉢植えのほおずき…
美容師さんの困った顔が想像できたが、シモーダがあまりにも
「喜んでくれたらいいな」という顔をしていたので、言及するのはやめておいた。


さてさて、色々あったが今日の目的はこれで全て達成。
4万6千日分のお参り、おみくじ、縁日をエンジョイ、ほおずき購入…
非常に充実した1日だった。

周りは割と年配の方が多かったが、デートにも最適だと思うので(4万6千日=一生一緒にいられますように…とか!←妄想)、興味がある人は行ってみる事をおススメする。
浴衣だと更にほおずき市の雰囲気が出て自分のテンションも
上がり、正解だった!
隣にいるのがシモーダというのが少し残念?だけど。

今年一生分お参りしたから来年は来世の分お参りしようっと。(どこまでも厚かましい女子)

母親の分を祈るっていうのも良いね。

あっ、そうだ!凶のおみくじが出た時のために、おみくじを
引いた後に、参拝するのがいいかもしれない。

ほおずき市の帰りは、浅草ならではのどじょうを食べて帰った。心もカラダも、大満足の夏の日であった。


(どじょうをぺろり)
          ーーーー完ーーーーー


おまけ


(奮闘中)

(すくった!!!!)

(とらわれの身…むふふ)

(あっ!!!!!)

(ガーン…)

(スモモ飴でにっこり)