瀕死の状態です。

「助けてください!!助けてください!!!」

I wish foever~♪


そんな美しい話ではありません、危機です。危機的状況です。
現場と中継が繋がっています。

ーこちら現場です。ドマ太郎さんの様子をお知らせ致します。


わああああ!!

ー私の見た限りでは、力強く真っ直ぐに伸びていたはずの茎は
力なく折れ曲がり、あんなに美しく咲き誇っていた花もしぼんでしまっています。
これを緊急事態と呼ばなくて何と言うのでしょうか!?
先ほど、所有者の肘井さんへ突撃取材してお話をうかがいました。ご覧ください!



ー肘井さん、この事態をどうお思いですか?どうしてこんな事になったと思いますか?


「カメラはやめてください!やめてください!!!」
(カメラを拒否する肘井さん)

肘井さん、コメントをお願いします。ちゃんと説明してください。もう全部わかってるんですよ!


「そうですか…ではお話しします。」(意外とあっさり)

ーお願いします。

(ゆっくり話し始める肘井さん)
「急なことではないんです。2,3日前から、様子はおかしかったんです…水をあげても,元気が無いっていうか…」

ー水はあげていたんですね?元気がなくなった原因は何だと思いますか?

「う……あ、あ…」


(突然泣き出す肘井さん)

「私が悪いんです…!昔,転落したときに土が減っていたのは知っていたんですが,忙しくて買いに行けなくて…缶の中の土は少なくて、根が見えてるんです!きっとそのせいです!!私が…ドマ太郎を…」

ー根…ですか,ちょっと見せてもらってもいいですか?ああ…
まず,早急に土を買って、大きめの鉢に植え替えてください,
そして添え木もして,栄養剤も買ってあげてください。
そうするとドマ太郎君は助かるかもしれません!

「添え木…栄養剤…鉢…。助かる…?」


(ちょっと落ち着きを取り戻したよう)

ーそうです、お願いしますよ。ドマ太郎君は一人では生きていけないのですから!人という字は人と人が…あ、トマトでしたね。ゴホッゴホン!
ど、ドマ太郎君の「ド」という字を見てください。

「ド…?」

ーそう、この字は,長く真っ直ぐ伸びた茎を添え木が支えているところを,肘井さんのその2つの目が優しく見守っているという状況を表しているのです。

ー肘井さんならやれます!さ、笑ってください。そして、大切にしてやってくださいね…スタタタタ…

『あっ,待ってください!せめてお名前を…  行ってしまった…。
よし、ごめんねドマ太郎!!明日買い物に行って元気にしてあげるからね!」



ー映像は以上です。こうして、肘井さんは明日への決意を固めたのでありました…

                    THE END




----------何だこれ!?

長!つまりはドマ太郎に手をかけてやらなかった結果元気がなくなったから,焦ってるって言う内容です。
植物を育ってるって大変ですね。忙しいときに限ってドマ太郎はSOSを訴える…そして一緒に苦難を乗り越えていく…こうやって親子の絆は深まっていくんですね。ん?親子?

とにかく明日土と鉢と栄養剤をゲットします。卵の殻とかも土に入れてみます。

元気になるといいなぁ。

っていうか、「ド」って!!!(笑)


またレポートします。トマトを育ててる方いたらいろいろと情報教えてください。



おやすみなさーい☆