「いいんだよ、そんなことは」

と、猫さんは言った🐈

先日、ジャーナリストの 樫原弘志さんの取材に同

 

 

二つ目に訪問したのは白楽にある、

神奈川県動物愛護協会です。

 

 

犬猫だけではなく、ハクビシン、アライグマ、鳩など、

様々な動物を保護しています。

建物内には動物病院があり、

病気や老齢の動物たちのケアもしています。

 

 

その病院に収容された二匹の猫がいました。

 

 

会長の山田佐代子さんによると、

不凍液による危害を加えられたと思われる猫達でした。

 

 

血液検査は全てにおいてひどい数値で、

そのうちの一匹は命の炎が消えそうでした。

 

 

その子と眼が合いましたからヒーリングをしました。

 

 

生命力が残り少ない猫さんにできることは、

最期の時間をありったけの光で満たすことしかできません。

 

 

最高に美しい花に触れるように撫でると、

猫さんの体が少し緩みました。

 

そこで命の扉を全開にして光を通すチャネルになります。

すると物凄い量の光を送ることができるのです。

 

 

まっさらな命を預けてくれる魂には

こちらも一切をゼロにして溶け合います。

その中でお互いに何かを交換し合うのです。

 

 

私は、そんな悪意のあることをした人類の一人として

本当に申し訳ない気持ちでいました。

 

 

すると、

「いいんだよ、そんなことは」

と猫さんは言いました。

 

 

この猫さんは自分の体を脱ぎ捨てることに抵抗はなく、

人間を全く恨んでもいませんでした。

 

 

むしろ、優しさに囲まれている

今というこの瞬間に感謝しながら、

光を喜んでいました。

 

 

何という崇高な魂だろうかと思いました。

 

 

この猫さんは可哀そうな存在ではありません。

むしろ本当に可哀そうなのは私たち人間です。

 

私たちが可哀そうと思う彼らの姿は、

そのまま人間の心の中の可哀そうな姿です。

 

 

かれらは人間の写し鏡です。

 

 

私はこの猫さんのことを忘れないでしょう。

初めての保護施設で接した死にそうな子。

 

 

 

ところが魂は溢れるほどの愛に満たされていたことを。。。

 

 

(イメージ写真)