リトリーブサイコセラピー
心理セラピスト
子間宮みか です

7月に入り蝉の鳴き声も聞こえてきました。
今年は熱海の花火大会、
海水浴場に行こうね、と家族で話しています。美しい海の中は命を感じられます。
心を誰にも開けなかった頃、
自然だけが心のよりどころでした。
春は花
夏は海
秋は月
冬は星
富士山は年間通して美しいんですよ

今日は皆さんに私の大好きな詩人の一人、
仏教詩人と言われる
坂村真民さんの詩をご紹介します。
自然が唯一心のよりどころ
だった私にとって
心が震えるような詩ではじめて本屋で
手に取ったとき泣いてしまいました。
感じるものがあると嬉しいです。
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【一本の道を】
木や草と人間と
どこがちがうだろうか
みんな同じなのだ
いっしょうけんめいに
生きようとしているのをみると
ときがくれば彼等が
人間より偉らいとさえ思われる
彼らはときがくれば
花を咲かせ
実をみのらせ
じぶんを完成させる
それにくらべて人間は
何一つしないで終わるものもいる
木に学べ
草に習えと
わたしはじぶんに言いきかせ
今日も一本の道を歩いて行く
【二度とない人生だから】
二度とない人生だから
一輪の花にも
無限の愛を
そそいでゆこう
一羽の鳥の声にも
無心の耳を
かたむけてゆこう
二度とない人生だから
一匹のこおろぎでも
ふみころさないように
こころしてゆこう
どんなにか
よろこぶことだろう
二度とない人生だから
一ぺんでも多く
便りをしよう
返事は必ず
書くことにしよう
二度とない人生だから
まず一番身近な者たちに
できるだけのことをしよう
貧しいけれど
こころ豊かに接してゆこう
二度とない人生だから
つゆくさのつゆにも
めぐりあいのふしぎを思い
足をとどめてみつめてゆこう
二度とない人生だから
のぼる日しずむ日
まるい日かけてゆく月
四季をそれぞれの
星々の光にふれて
わがこころを
あらいきよめてゆこう
二度ない人生だから
戦争のない世の
実現に努力し
そういう詩を
一編でも多く
作ってゆこう
わたしが死んだら
あとをついでくれる
若い人のために
この大願を
書きつづけてゆこう
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この坂村真民さんも
長く絶望と向き合ってきた方のようでした。
深く生きた人の言葉は重みと
透き通り入ってくる感じがします。
自分と向きあい
苦しみを通じて得た"愛"が
自分を癒し
誰かを癒すのかもしれませんね。

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