めちゃもらい泣き
新天地での“初仕事”に感まった
阪神・今成がスタメンマスク５連敗を経て初勝利をつかんだ
視界がぼやけた
こみ上げる感情を制御することはできなかった
頬を伝う涙グラウンドに整列しスタンドに頭を下げると阪神・今成の涙腺が一気に緩んだ
やっと勝てた
連敗から解放された安ど感が熱い滴に
変わった
「うれしいです。ちょっと恥ずかしいですけど、本当にうれしかった…。
（涙は）プロに入ってからは初めて。迷惑をかけてしまっていたので」
ここまでの道のりのように、苦難に満ちたゲーム展開
必死のリードで「０」を並べることに貢献
九回に守護神・藤川が投入されると小宮山に役目を譲った
ベンチからハラハラの最後を見守り
チームと“自身の”連敗が止まったのを確認すると涙腺は決壊するしかなかった
４月２８日に若竹とのトレードが発表
日本ハムから移籍
この日まで先発した５試合の最終的な失点の平均は「６・８点」
６日からの巨人３連戦（東京Ｄ）もすべてにスタメン出場したが３連敗
それでも指揮官は打撃面を評価
今成の名をこの日のラインアップに書き込んだ
憧れの人にかけられた言葉が今も今成を支えている
昨季の初スタメンマスク先発はルーキーだった斎藤
満を持して敗れた
肩を落とす今成に試合後、「どうやった
」と声をかけたのはダルビッシュ
「まだ足りないとわかりました」と返した今成を諭すように「今の気持ちを忘れるなよ」と肩を叩いた
練習の取り組み方などもすべて含めて「尊敬できる先輩」だと目を輝かせる
「ピンチの連続でしたけど、九回のあそこでマスクをかぶらせてもらえるようになりたい」
チームから、全幅の信頼を得るのはまだまだこれから
虎戦士としてようやく産声をあげた今成が、チームの逆襲を支える
試合はちょっと見れなかったけど
見てたら号泣だったかも