最近な男の子とよく遊んでいる長女。
どうも周囲公認の両想いらしく
でもよくからかわれているらしい
その子から、遊びに来るように言われ
時間さえあれば、男の子の家の近くの
公園で大勢で遊んでいる。
そこに行けば楽しいというのが
同級生に広まり、半年前では穴場的場所だったのだが
今ではかなり人数が増えてしまったとか。
そうなると色々トラブルも増えてくる。
最近は男の子が女の子の鍵を隠し、
慌ててさがしたり、追いかけるのが
男の子としてはとても楽しいらしい
今日、門限17時を少しすぎた時
半泣き状態の長女が慌てて帰ってきた。
どうも自転車の鍵を隠され、ずっと探しているが
見つからないとか。
今の状態を私に伝えるために
友達に自転車を借りて慌てて帰ってきた。
「10分後にお母さんが来ると伝えなさい。
慌てて返してくれるはずだから」
と言い、もう一度行かせた。
20分経過して帰ってこないので
次女をスイミングに送り届け
すぐに向かった。
長女と女の子達は
みんな必死に探していたが
男の子達はヘラヘラしている。
とした私はその場にいた男の子に
「鍵は?」と聞いたら
「知りません」との返事。
「ボクは知りません」
「男の子達に鍵を隠されたって言っているけど」
「ボクは持っていません」
「じゃあ、その場にいた男の子連れてきて」
「はい」
全員集合した男の子達。やはり皆顔は引きつっている
「長女の鍵がないんだけど」
「知らないよね」
「今女の子達に聞いたら、今日だけで5人も隠されているけど?」
「・・・」
「皆どうやって見つけたの?」
「階段のトコロに落とされていたり、道端に落ちていたり・・」
「・・・」
「あと見つかっていないのは長女だけ?」
「そうです。」
「・・・」
「誰が隠したの? 早く出しなさい!!」
「・・・」
「鍵を隠したら皆迷惑でしょう!」
「鍵を隠されたら帰れないでしょう!」
「皆門限があるの! 鍵がないと帰れずに
お母さん達が心配するでしょう!」
「今までも隠しているけど、ドンドン悪くなっているよ」
「女の子達も困っているから出てきたんだよ!」
「持っているなら出しなさい!!!!」
「本当に持っていません」
「わかった。もういい。
女の子はもう帰りなさい。遅くなったから
お母さんが心配しているよ。
遅くなってごめんね」
「さがします!」
バラバラとさがす男の子達
長女とさがし始める
2~3分後
「あったよ!!!」
「どこに?」
「ここに!(得意気)」
「ここ、さっき探したときなかったよ」
「見つかったからもういいけど、
もう2度と鍵を隠すんじゃないよ!」
(犯人は男の子達と決め付けている)
「・・・」
「最近いたずらがひどいよ。いい加減にしなさいよ」
「はい」
「じゃあ、今日はもう帰りなさい」
と言って、女の子達と自転車に乗って帰ってきた。
帰り道、男の子の悪口で盛り上がる女の子達(笑)
自宅に戻り、冷静になるとちょっと言い過ぎたかと反省して
長女に聞いてみたが
お母さんが来ると言ったら皆帰ろうとした
女の子達で男の子が帰るのを引き止めていた
私が来るのを女の子達は待っていた
長女が泣きそうになるくらい怖かったから
男の子達も怖かったはず
あれぐらい言われないとまたいたずらされる
いたずらがドンドンひどくなってきていた
さがしてくれた男の子もいたからちょっとかわいそうだった
男の子のお母さんは皆優しいらしいから怒られていいんじゃない
怒ってくれたから女の子達は皆喜んでいた
やっぱり探してくれた男の子も一緒になって怒ってしまったのは
悪かったけど、その子もちょこちょこいたずらするんだよね。
まぁ長女の気を引きたくていたずらをするんだけど、
他の男の子から長女がいたずらされると、
やり返してくれるらしい
明日から男の子達から
「お前の母ちゃん怖いな」とは
言われるだろうけど・・・