結局保育士メンバーにもいえぬまま、最終日を迎えてしまった。
数日前に『お別れ会』をしてくれたのに、結局言えなかったし。。
当時のオーナーは男性で、子どもが好きとは微塵も感じられず、
ただ稼ぐために経営しているようだった。
噂好きで、とてもじゃないけどリストラのことは言えなかった。
だから「転勤で辞めます」としか言えなかった。
この日のために、子ども達には名前テープを作ってきて、
先生達には餞別のお菓子とアロマ系のプレゼントを用意していた。
あと年に1回しか買わないおもちゃで、ひたすら遊ぶ子ども達が
不憫で、使っていないおもちゃや洋服を大量に寄付した。
昼過ぎ、いつものようにいなくなるオーナー。
この日最後なので、出勤日でもないのに先生が全員集まってくれた。
今しかない!と心に決め、ついに告白する。
この地域の地元の人は派遣か個人事業主が多く、正社員がほとんど
いない地域。
ある程度知名度があった会社だったので、リストラとは全く思って
いなかったらしくショックを受けていた。
そして、私がそんなそぶりを見せずに過ごしていたことに
衝撃を受けたようだ。
たった半年だったけど、保育士として色々なことを教えてもらった
先生達だったから、本当のことを告げてからお別れしたかった。
「いちご先生♪」と慕ってくれる子ども達も可愛かった。
普段は幼稚園のお迎えの時間の関係で出来ない遅出の仕事を
引き受け、保護者にも全員挨拶して辞めたのである。
ちなみに認可外だったので、わが子を連れてくることもOKだったから
最後の日も次女を連れてくる予定だったけど、
次女のお友達ママが預かってくれて、とても楽しい1日を過ごせたらしい。
感謝しています!