1991年10月8日19時ごろ。
あの日、お昼頃まではとってもいいお天気だったのに
新宿では小雨が降りはじめていました。
薄暗くなった待ち合わせ場所の
高野フルーツパーラー前に立っていたひろの第一印象は
なんとなくインチキくさい
「ああ、この人とはなるべく離れて座ろう…」
でも、いざお店に入ったら
ひろがしっかり隣に押しかけてきた。
そして、椅子の角度を90度私の方に向けて
(つまり他の人を全く見ていない。
これはヒンシュクをかっていた…)
ものすごい勢いでしゃべるしゃべるしゃべる。
なんだろう、この押しの強さは。
仕事しに来たのかしら、この人は。
頼みの綱のゆみころちゃんは
他の誰かと早々に仲良くおしゃべりが始まっているし
助けを求めようにも全然役に立たない(笑)
私はひたすら聞き役になり、
忍耐の数時間を過ごしました。
そしてお店を出たら、どしゃぶりの雨。
朝はとってもいいお天気だったので
私は傘を持って出かけていませんでした。
Bさんがそっと傘をさしかけてくれます。
(当然ひろは傘なんか持っていなかった
そして現在のように朝イチでiコンシェルかなんかで
天気予報をプッシュしてくれるような時代ではありません)
やっぱりね~、こういう先々を見通して
動ける人がいいよね~
なんて思いながら傘の半分を貸して下さったその方に
感謝しながらその方となごやかにおしゃべりしながら
2次会のお店まで歩いていたら
なんだか、後ろでひろが怒っています。
これは怒る方が悪いよねぇ。
Bさんは後ろを振り返って、
「おまえが傘を持っていないのが悪い」
とぴしゃりといなしてくださり
私はインチキくさいひろと離れられてホッとし、
2次会でひろに電話番号を聞かれても
断固として教えず、
無事に家に帰ることができたのでした。
ふぅ
なのに。
どうして今、こんなことになっているのか?
それはあなたが運命を変えたのよ!
ゆみころちゃん!!
分かってる!?
私、ヒトコトもひろ及び誰にも電話番号を教えてもいいなんて
言った覚えはないのですけれど
でも、まあ、いいわ。
今、幸せだから
結果オーライって言うし
あれから20年。
結婚17年目ですけれど
出会ったあの日からはもう20年です。
まさか結婚することになるなんて
ぜんぜん、全く、これっぽちも、
思いもしていなかったですけれどね
今日は、お食事をしてきました。
8日当日はどうしても外せない用事があったので
10日の今日。
昭和2年にスペイン様式で建てられた
有名な一軒家レストランです。
空襲にも遭わず、当時のまま現存していて
10年ほど前からレストランとして開放されてからは
週末は結婚式、披露宴会場として使われるカップルの予約で
いっぱいだそうです。
素敵な空間ですものね。
噂によると小笠原伯爵邸は、
東京大空襲の時にも、
米軍は、占領後に自分たちが住むために
『より住みたい、住みやすそうな』お屋敷は
攻撃をせずに保存するように守ったのだそうです。
綱町三井倶楽部、旧岩崎邸、迎賓館、日本銀行本店旧館、六義園、、
まだ他にも洋館はたくさん残っていますが
その中でもこの小笠原伯爵邸は一般庶民の私たちでも
比較的敷居が低く記念日利用でその建物から歴史に思いを馳せるには
とても素敵な空間だと思います。
外観は昭和2年当時のまま(多少リニューアルはされていますが)
お料理はネオスパニッシュが見事に調和されていて
でもエルブジのような「化学実験」的な料理の原点と
かけ離れすぎてもいなく
素材は厳選されていて
常に新しい「!」も与えて下さる。
このお部屋は小笠原伯爵夫妻が実際に
メインダイニングとしてお使いになっていた
お部屋だそうです。
当時のままのdining tableが現存しています。
メロン足と言われる当時のスペイン風の独特の脚が特徴的でした。
実際にお食事をいただくダイニングルームには
窓際と壁際に2列に5~6脚のテーブルが
2人がけずつ絶妙な間隔で配置されていました。
隣の話し声がほとんど聞こえません。
ふと思ったのですが、
窓際のお客様の層と
壁側のお客様の層、
「そういわれれば…」
というレベルではありますが、
ちょっと差があったような。
偶然であればまたそれはすごい。
考えられてそうなっていたのであれば
それもまた素晴らしい。
どちらにしても心配りを感じました。
個人的にはね。
(壁側チームでよかった…)
男性も女性も和服姿を見かけました。
本当にTシャツにジーンズ、スニーカーで
来てしまうような若いカップルも
2,3組見かけましたが
90%以上の男性は食事中もジャケット着用です。
女性もそれなりのドレスアップ。
この内装にはそれがふさわしい。
パーティでもない
普段の食事でドレスを着て出かける機会があってよかったです。
ネオスペイン料理はおもしろい。
私は好きです。
いちいち分析せざるを得ない性分が
ちょっと疲れますけれどね
Lot's Love mika...
あの日、お昼頃まではとってもいいお天気だったのに
新宿では小雨が降りはじめていました。
薄暗くなった待ち合わせ場所の
高野フルーツパーラー前に立っていたひろの第一印象は
なんとなくインチキくさい
「ああ、この人とはなるべく離れて座ろう…」
でも、いざお店に入ったら
ひろがしっかり隣に押しかけてきた。
そして、椅子の角度を90度私の方に向けて
(つまり他の人を全く見ていない。
これはヒンシュクをかっていた…)
ものすごい勢いでしゃべるしゃべるしゃべる。
なんだろう、この押しの強さは。
仕事しに来たのかしら、この人は。
頼みの綱のゆみころちゃんは
他の誰かと早々に仲良くおしゃべりが始まっているし
助けを求めようにも全然役に立たない(笑)
私はひたすら聞き役になり、
忍耐の数時間を過ごしました。
そしてお店を出たら、どしゃぶりの雨。
朝はとってもいいお天気だったので
私は傘を持って出かけていませんでした。
Bさんがそっと傘をさしかけてくれます。
(当然ひろは傘なんか持っていなかった
そして現在のように朝イチでiコンシェルかなんかで
天気予報をプッシュしてくれるような時代ではありません)
やっぱりね~、こういう先々を見通して
動ける人がいいよね~
なんて思いながら傘の半分を貸して下さったその方に
感謝しながらその方となごやかにおしゃべりしながら
2次会のお店まで歩いていたら
なんだか、後ろでひろが怒っています。
これは怒る方が悪いよねぇ。
Bさんは後ろを振り返って、
「おまえが傘を持っていないのが悪い」
とぴしゃりといなしてくださり
私はインチキくさいひろと離れられてホッとし、
2次会でひろに電話番号を聞かれても
断固として教えず、
無事に家に帰ることができたのでした。
ふぅ
なのに。
どうして今、こんなことになっているのか?
それはあなたが運命を変えたのよ!
ゆみころちゃん!!
分かってる!?
私、ヒトコトもひろ及び誰にも電話番号を教えてもいいなんて
言った覚えはないのですけれど
でも、まあ、いいわ。
今、幸せだから
結果オーライって言うし
あれから20年。
結婚17年目ですけれど
出会ったあの日からはもう20年です。
まさか結婚することになるなんて
ぜんぜん、全く、これっぽちも、
思いもしていなかったですけれどね
今日は、お食事をしてきました。
8日当日はどうしても外せない用事があったので
10日の今日。
昭和2年にスペイン様式で建てられた
有名な一軒家レストランです。
空襲にも遭わず、当時のまま現存していて
10年ほど前からレストランとして開放されてからは
週末は結婚式、披露宴会場として使われるカップルの予約で
いっぱいだそうです。
素敵な空間ですものね。
噂によると小笠原伯爵邸は、
東京大空襲の時にも、
米軍は、占領後に自分たちが住むために
『より住みたい、住みやすそうな』お屋敷は
攻撃をせずに保存するように守ったのだそうです。
綱町三井倶楽部、旧岩崎邸、迎賓館、日本銀行本店旧館、六義園、、
まだ他にも洋館はたくさん残っていますが
その中でもこの小笠原伯爵邸は一般庶民の私たちでも
比較的敷居が低く記念日利用でその建物から歴史に思いを馳せるには
とても素敵な空間だと思います。
外観は昭和2年当時のまま(多少リニューアルはされていますが)
お料理はネオスパニッシュが見事に調和されていて
でもエルブジのような「化学実験」的な料理の原点と
かけ離れすぎてもいなく
素材は厳選されていて
常に新しい「!」も与えて下さる。
このお部屋は小笠原伯爵夫妻が実際に
メインダイニングとしてお使いになっていた
お部屋だそうです。
当時のままのdining tableが現存しています。
メロン足と言われる当時のスペイン風の独特の脚が特徴的でした。
実際にお食事をいただくダイニングルームには
窓際と壁際に2列に5~6脚のテーブルが
2人がけずつ絶妙な間隔で配置されていました。
隣の話し声がほとんど聞こえません。
ふと思ったのですが、
窓際のお客様の層と
壁側のお客様の層、
「そういわれれば…」
というレベルではありますが、
ちょっと差があったような。
偶然であればまたそれはすごい。
考えられてそうなっていたのであれば
それもまた素晴らしい。
どちらにしても心配りを感じました。
個人的にはね。
(壁側チームでよかった…)
男性も女性も和服姿を見かけました。
本当にTシャツにジーンズ、スニーカーで
来てしまうような若いカップルも
2,3組見かけましたが
90%以上の男性は食事中もジャケット着用です。
女性もそれなりのドレスアップ。
この内装にはそれがふさわしい。
パーティでもない
普段の食事でドレスを着て出かける機会があってよかったです。
ネオスペイン料理はおもしろい。
私は好きです。
いちいち分析せざるを得ない性分が
ちょっと疲れますけれどね
Lot's Love mika...