私は本は好きですけど、ちょっと別の趣味もあって時間を取られますので、読書家とは言えないと思っています。
とはいえ、ある程度有名なシリーズなどは軽くでもおさえておきたいという願望はあります。
自分だけ取り残されているような、損しているような気がするのですよ。
「ビブリア古書堂の事件手帖」はかなり前から人気があるのは知っていましたが、何となく美女っぽい女性のイラストに抵抗があって読まないままでした。
(小説の世界で美女を強調されるとなんとなく抵抗感)
ただ最近本屋で最新巻をみつけ、
「なんともう6巻まで出てるー!」
と急にあせって初巻を読んだわけです。
面白かったです。
今はけっこうある「日常ミステリー」という分野なのですかね?
大きな犯罪はなく、古書にまつわる小さな謎を、古書店店主の栞子が解き明かしていきます。
主人公は本が好きだけど本が読めない青年ですが。
栞子は大変な本好きで古書にも詳しいのですが、度を超えた人見知りでして、「美人の持ち腐れ」も面白かったです。
古書を扱うので日本の近代文学とか古書事情なども少し垣間見えるのも楽しいですし。
少しずつ続きも読んでいきたいと思います。
ビブリア古書堂の事件手帖―栞子さんと奇妙な客人たち (メディアワークス文庫)
590円
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内容(「BOOK」データベースより)
鎌倉の片隅でひっそりと営業をしている古本屋「ビブリア古書堂」。そこの店主は古本屋のイメージに合わない若くきれいな女性だ。残念なのは、初対面の人間とは口もきけない人見知り。接客業を営む者として心配になる女性だった。だが、古書の知識は並大低ではない。人に対してと真逆に、本には人一倍の情熱を燃やす彼女のもとには、いわくつきの古書が持ち込まれることも、彼女は古書にまつわる謎と秘密を、まるで見てきたかのように解き明かしていく。これは“古書と秘密”の物語。