雨宿りの後に、二軒茶屋を出発して40分、約3km歩きましたがアスファルトの廃道状態の道路はまだ続きます

 
時刻はもう15時53分、雨もまだ小降りですが降り続いています
 
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かりもの
 
いったい現在地は何処なのだろう
 
この地図にも今通っている道は載ってません
 
この巨額の建設費をかけて作られたと思われる道路が管理もされず廃道状態で地図にも載っていない(一部の地図には載っている)のはなぜだろう
 
先にも書きましたが、私は当初猪鼻峠を越える旧国道の跡かと思っていました
 
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迷走の軌跡
 
左の赤線の真ん中辺の瘤が二軒茶屋、そのすぐ下の分岐の左側の折り返したラインは猪鼻峠への四国のみち
 
二軒茶屋の下の分岐から右のラインの一番下の到達点が林道との合流地点
 
右へ曲がっていれば一番下の到達点からほぼ真っ直ぐに画像の真ん中を下に向けて下がって来ていた
 
しかし、左へ曲がってしまった結果画像の上へと曲がりくねりながら進むことになる
 
右上の一番上に至った場所は谷に下りて増川谷川と合流した場所です
 
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15:57
山を左側、谷を右側にして道路は下って行きます
 
車の通った痕跡は全くありません
 
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16:03
次のカーブを曲がればなにがしかの変化があるかとカーブ毎に期待しますが、見渡す限り谷を囲む山肌ばかり
 
せめて、標識でもあれば、心が救われるんですがショボーン
 
情報が皆無もやもや
 
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16:10
もう道を間違えて街道から外れたことは間違いないですが、せめて暗くなる前にこの谷から脱出しないとまずいですね~
 
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16:22
右の谷側が川に沿うようになりました
 
かなり標高を下げましたね
 
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16:25
久々の情報ですキラキラ
 
二軒茶屋を出発して1時間13分、ここは二軒茶屋から5kmです
 
ルートを間違えなかったらもうそろそろ箸蔵寺に着くころです
 
雨もようやく上がりました
 
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16:28
この道は何処まで、何処へと続くのか、全く人の気配が感じられないもやもや
 
電柱、電線といった生活の息吹を感じられるものが一切ないもやもや
 
車とか汽車の音も聞こえないもやもや
 
標識もないもやもや
 
曇っているので方角もわからないもやもや
 
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16:31
この林道を下り始めて1時間、このペースだと悠に6kmは下ったはずですが、なんか道が更に荒れてきたので不安になります
 
ひどい荒れようです
 
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16:47
 不安になったので、そうだグーグルマップで見てみようと今更ながら思いつき
 
表示してみると今下っている道はもう少し先で無くなっている!?
 
更に進むと現在地は道が無くなってる??
 
川を右手に沿って下って来ました滝汗
 
 
えぇ〜っ
 
ひょっとして山奥の谷に下って行き止まりなんてことに
 
この道は袋小路だったのか
 
どうする!?
 
また山の上の分岐まで引き返すのか、林道だけでも75分も下って来たぞ~アセアセ
 
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16:47
おぉ~、グーグルマップで道が消えたとたん、道路も細くなってきたぞー
 
まじでやばいんじゃないですくゎあ~
 
でも、おかしいぞ~
 
林道の途中2か所に二軒茶屋までの案内板がこちらからくる者に向けて掲示されていたはずだ
 
行き止まりの袋小路ならそんな看板の表示はしない筈だ
 
このことが唯一のこころの支えでした
 
しかし、道はグーグルマップから消えるわ、実際に細くなるわで、やはり戻るしかないのかなんて考えながら、もうひとつ先のカーブを曲がってみよう、行き止まりならその地点をこの目で確認しようと進み続けました
 
 
 
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16:48
おぉ~っキラキラ
 
久々の情報源です
 
棟木としだれもみじの標識です
 
もう、活字に飢えていたので、この標識を見ただけで涙が出るほどうれしかったです笑い泣き
 
棟木というのはおそらく集落の名前、ここまで紅葉を見学に来るということは、どう間違えても今通って来た山を下って来る事は考えられません
 
この道と、川は下界に通じている
 
しばらく歩くと取水用の黒パイプが川に設置されていました
 
人の気配が感じられます
 
さらに次のカーブを曲がると田んぼが出現キラキラ
 
涙をこらえて歩き続けると人家が現れました笑い泣き
 
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16:52
よく、集落の寸前で山へ引き返さなかったものです
 
この時間に引き返していれば、夜を山中で過ごさなければならなかったのは確実です
 
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後で確認してみるとiOSの写真の撮影地を表示してみると林道部分の道は表示されて無かったです
 
グーグルマップでは、帰ってから調べてみるとすべての道路が表示されて道が切れている事は無かったです
 
何故あのとき、道が途切れていたのでしょうか
 
グーグルマップはGPSで現在地は表示できますが、通信が圏外になると地図データがダウンロードできなくなります
 
当時アンテナは一つまたは圏外を繰り返しておりましたので、十分地図データーをダウンロードできずに道路が切れていたのではないかと私は推測しましたが事実かどうかはわかりません
 
やっぱりいつかは
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これを買わなきゃと思っています

 
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16:56 
棟木集落を後にする
 
この集落で道を尋ねましたが、地図を持っていないのでここが、どのあたりかという事は把握できませんでしたが、とにかく交通の便のある場所まで出たい旨を告げると、とにかく脇道には逸れずに4kmほど道を下っていくとアーチ橋の架かっている昼間という地区に出るので、そこらで再び尋ねると良いと教えてくれましたお願い
 
そういえば、讃岐財田駅で列車を降りて以来、途中ですれ違ったグループを除けば初めて人に会ったのがこの訊ねた家の方でした
 
やっぱり、あのグループは狸だった様な気がしてきました
 
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17:08
小学校跡の横を通り、どんどん下って行きます
 
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17:08
この辺りは蛍が多いようです
 
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途中で撮影した東みよし町の地図より

この増川から直接箸蔵街道に上る道があったと思います
 
確か、馬除の集落跡辺りに合流します
 
箸蔵街道に増川笑楽耕の標識が立っている筈です
 
 
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17:31
箸蔵駅までの所要時間を出して見た
 
駅まで3.5km、48分かかります
 
18時20分以降の便になりそ〜
 
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17:36
 アーチ橋到着
 
道を尋ねた家から40分、4kmと言ってたのはほぼ合ってる
 
このアーチ橋、下を見ると目がくらむほどの高さです
 
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17:38
 橋を渡ると県道4号線
 
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17:39
 振り返り写真
 
橋を渡って県道を右に進みます
 
反対方向に行くと丸亀に抜けられます
 
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17:47
 ここも道路の端を歩くのが怖い程の高さです
 
ここら辺りも巨額の建設費が投入されてますびっくり
 
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17:51
 やっと街が見えて来ました
 
コースを外れて2時間20分、道を尋ねてから約1時間、やれやれ〜ですてへぺろ
 
ここで、箸蔵駅までの道を立ち話をしていた婦人に尋ねました
 
歩いたらまだ20分はかかるよとの事です
 
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17:54
おゃおゃ〜びっくり
 
あれは土讃線の箸蔵~佃間にある撮り鉄の有名ポイントの鉄橋じゃありませんかキラキラ
 
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17:57
土讃線は阿讃山脈のある四国三大難所の猪鼻峠を越えるため佃駅から河岸段丘上にある箸蔵駅まで高度を稼ぐためにわざと大回りして、吉野川橋梁を越えてオメガカーブを描いていきますがその途中にある大鉄橋です
 
吉野川橋梁とともに一度は拝みたいと思っていましたが、こんなところで遭遇するとは嬉しい限りですハート
 
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17:57
すでに17時48分は出発してしまっているので、残るは最終便の19時15分発のみです
 
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18:05
最終便までまだ時間があるので、列車を絡めて撮影しようとしばらく列車を待ってましたが来ないので諦め箸蔵駅へとむかいます
 
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18:09
19時15分発で普通に帰れば22時14分
 
随分遅くなってしまうショボーン
 
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18:10
琴平から特急南風26号岡山行に乗り換えれば多度津でしおかぜ25号と連絡が出来ているので21時19分に帰ることが出来るブルーハーツ
 
これで帰るかなOK
 
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12:23
途中、東みよし町の地図がありました
 
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18:17
高速道路の手前に吉野川橋梁の4連トラス橋が見えます
 
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18:18
県道12号を箸蔵駅へと向かいます
 
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18:19
東山城址(阿波の千早城)
大木戸跡
田ノ岡城址
 
色々あるんだ~
 
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18:22
回国碑って何
 
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18:22
この石のことかなぁ~
 
 
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18:22
この回国碑は地中に深く埋まっているが、地上部の高さは85cm、幅38cmである。正面の右側に「天下泰平 享保十四年(1729年)己酉」、中央に「種子・泰納大乗妙典六十六部日本回国成就」、左側に「国土安全六月二十八日」、下部に「為二世安楽大阿州三好郡」(以下土中)願主寂円俗名曽我部(以下土中)」
下部が地中に埋まり文字が読み取れないのが残念である。三好地区には緑泥片岩の回国碑はこの1基のみである。回国碑は六十六部(略して六部ともいう)が、書写した法華経を全国六十六ヵ所の霊場に1部づつ納める目的で、諸国の寺社を遍歴し成就した記念碑である。
時には道中において病気や不慮の事故により死亡した時の供養碑もある。鎌倉末期に始まり、徳川時代になると俗人も回国を行った。
 
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18:37
箸蔵駅 到着
 
{BAE866B8-8C52-49F4-A5E7-06C8161AE2D8}
GPS軌跡 25.71km
 
{EE83D7A7-B4B2-4185-AC86-AEEF27CB9A5D}
18:47
この駅に停まる上り列車は一日で僅か8便しかない
 
{C7BDFD34-CBB4-4D37-8E84-FD505FD49933}
19:20
上り普通列車で猪鼻峠を越えるのは4回目ですが、初めての坪尻駅停車です
 
これまでは全てスルー
 
{ECE98FD1-0609-43B3-B6BD-78057C4733D5}
19:21
こんな駅表が新登場
 
 
{3A9D8BDA-2491-41A4-B464-4A1BC654E5F6}
19:22
夕暮れの秘境駅もいいですねぇ~
 
{BF0F5A1D-7B2C-42FF-9A83-F18BBC61CBB6}
19:24
 
 
{AC3437F0-E2B0-4CD9-92BA-90006CB6D071}
19:26
南風21号高知行きが駆け抜けていきました
 
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19:36
琴平駅で南風26号に乗換ます
 
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20:00
金毘羅といえば灸まん
 
{4EA9CAE2-2EAF-450E-B79C-B81AF9BAA9CD}
20:11
20時14分発の岡山行南風26号に乗り換えます
 
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20:17
南風26号としおかぜ25号の自由席券を車中で買います
 
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20:20
はじめて乗車する2000系
 
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20:25
南風26号
 
{0AF96A3C-7210-4BC0-93AC-164AA0A8B83F}
20:28
しおかぜ25号
 
客室は2000系と8000系変わりませんねぇ
 
{C4FA8D7F-8ABF-442F-9250-6DE6BEE8BFF8}
20:51
観音寺で追い越した20時54発に伊予三島駅で乗り換えることになるので、観音寺で乗り換えたらよかったです
 
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21:08
伊予三島駅到着
 
21時15分発の普通列車に乗換
 
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21:21
21時19分伊予寒川到着
 
今回の最終回、特に長くなりましたが最後までお付き合いいただきましてありがとうございました
 
今回の最大の反省点は行先が把握できてない道を歩くという状況に陥った事でした
 
棟木の集落の目前で山へ向かってUターンしていたらと思うと恐ろしいです
 
行先を把握したうえでの遠回りは問題ありませんが、今回のように到達先のわからない道を歩くのは精神的にも苦痛でした
 
事前のルートの確認は十分に!
 
おわり
 
では、また
 
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