いま気になってること

 

 

 

 

 

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前回 




映画感想考察のつづき




私の知るツヴァイクさん


まず

映画を観終わったときの

本屋な私の知っているツヴァイクさんは



作品は未読


みすず書房からみすず書房らしい

お高くて白い表紙のムズそうな本が数点

未だに書店の棚に残っているから

きっと名作


ユダヤ人


理由は知らんけど自死した


池田理代子先生は

彼の書いた「マリー・アントワネット」に

影響受けてベルばら描いたらしい




そのくらい薄い









「ツヴァイクの作品からインスパイア」




ユダヤ人、自死がキーワードだろうな




ざっくり新たな調べ





私の知ったツヴァイクさん




著作物を読んだことないので

結果浅い




オーストリアのウイーンで親は工場主

裕福なユダヤ系のおうちで育つ



1930〜1940年代に小説や戯曲で活躍




世紀末ウイーンと呼ばれる

文化・芸術が大きく花開いた時期に

ウイーンで育つ



彼の作品は欧州各地で人気で有名で

交友関係は広く

フロイト、リルケ、アインシュタインなど

世界各地での横の繋がりは多彩

ムッソリーニも読者で

彼の嘆願書で政治犯を減刑してくれたと

自伝で書いている



平和主義で

ユダヤ人、オーストリア人とか関係なく

人種や民族、生まれた土地は関係なく

ヨーロッパ人だという感覚


交通手段が進化して

世界各地へ気軽に移動できる今なら

きっと彼は自分を地球人と主張するだろう


世界市民、コスモポリタンという思想







1933

ドイツでヒットラーが首相に就任



オーストリアも反ユダヤ主義が広がり始め



1934

ユダヤ人の彼はイギリスに亡命




ナチスにより

平和主義でユダヤ人の彼の書いた書物は

全て焚書


焚書とは

ナチズムに反対、思想が合わない書物を

公の場で儀式的に燃やすこと



象徴としての思想の破壊

公開処刑だよな






その後

亡命先を転々とし



ブラジルで妻と共に自死





自死の理由が明確なんてことはないけど


そこに至るまでに


シンガポールが日本軍に陥落したときに

自分はブラジルでリオのカーニバルを

見ていたこと


アメリカ軍が新型駆逐艦の名称に

「シュテファン・ツヴァイク」と

自分の名前が候補に挙がっていると

知ったこと


平和主義で世界市民であろうとする彼が

これらに悲観して絶望していたというのは

わかる気がする





自死の2年前

ブラジルで自分の著作も

メモも日記も友と交わしてきた手紙も

何もない中で自分の回想のみで書かれた




 

 



 

 

なんて言うか


原題知らんけど


『昨日の世界』というタイトルがもう

ツンと痛い、鼻の奥




ほんとは彼のこの自伝を読んでから

書くべきなんだけど


とりあえず自分の感じたことを今書きたい


ので


薄いけど


ツヴァイクさんがどんな人かまとめ





ウェス・アンダーソンは

ツヴァイクの作品・生涯を

グランド・ブダペスト・ホテルに

どう混ぜていったのかを

私が考えたことへつづく





なんかもう

自分が書きたいだけで


読んでくれていたらほんとありがとう






あー


今の今までずーっとずっと


ブダペストをブタペストだと思って

呼んだり書いたりしていたんだけどどーよ


ブタじゃなかった件






地理音痴きたわ







一日お疲れ様でした