大人になって手に入れたもの

 

 

 

 

 

同じネタで投稿する

 

他の投稿ネタを確認する





学生のときに論語が必修科目だった



10代の私に論語がピンとくるわけはなく


何も響かずダルい授業だった






でも、今

だいぶ大人になり



他人に振り回されたり

他人を傷付けたり




自分で自分を判断しなきゃと直面したとき


あのとき習った言葉が浮かんできて




暗闇に真っ直ぐ届く燈火というか



根底で

基準になっていたりする





こう在りたい


もあるし


こういう人を信じたい


もある






巧言令色鮮矣仁

剛毅木訥近仁


コウゲンレイショクスクナシジン

ゴウキボクトツジンニチカシ



巧みにベラペラとうまいこと言って

にこにこ愛想よくしている人に

仁のある者は少ない


強い意志を持ち屈せず

飾り気がなく多くを語らない者が

仁に近い




とか





益者三友、損者三友


友直、友諒、友多聞、益矣


友便辟、友善柔、友便佞、損矣



エキシャサンユウ、ソンシャサンユウ


ナオキヲトモトシ、マコトヲトモトシ

タモンヲトモトスルハ、エキナリ


ベンペキヲトモトシ、ゼンジュウヲトモトシ

ベンネイヲトモトスルハ、ソンナリ



益となる友が3種類

損となる友も3種類いる


益となる友は

実直な人、思い遣りの心のある人

多くを聴き心に留め多くを知る人


損となる友は

体裁を大事にする人、媚びへつらう人

口先ばかり達者で真心のない人


とか





そう在りたい

そうなりたくはない

そうはなっていないだろうか




直面すると浮かぶんだよな





心と身に染み込んでいる








そう思うと



先生の解説をぼんやり聞いていた

私の中に残っている論語の言葉は

ほんとに少しで





もう一度改めて


一方的に与えられるのではなく


自分から読み直したいなと思って





自分の根底の

土台というか、お皿というか

名はわからないけどそこが


何かあったときに浮かぶ言葉が

増えるのはいいかなぁ






いいとこ取りの解説本じゃなくて

岩波文庫とかでガッツリ



……っていけるのか








岩波文庫の青帯って

持ってるだけでなんか賢くなった気になる









意味ないとかないんだろうなって

大人になって気付く


全てがかはわからないけどな







安定のよくわからない長文に

お付き合い頂きありがとう

ありがとう