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みかんともブログ

このブログは、表現コンテンツが好きな人や表現活動に関心がある人に向けて書いています。
特にマンガ、アニメなどの二次元、音楽、ライトノベルが中心ですが、最近はポップカルチャーを詠む短歌についても触れています。
あなたも試しにご覧あれ(^-^)

ライトノベル『ようこそ実力至上主義の教室へ』をなぜ読んでしまうのか? 
自問自答するとき、主人公、綾小路清隆への反発があることを認めざるを得ません。
計算ずくの冷徹な行動、起伏のない感情、人を将棋の駒のように見なしている思考、好感が全く持てません。冷酷さや計算ずくのところは「コードギアス」のルルーシュも綾小路に似ています。しかし、ルルーシュには感情の起伏がありました。時には人間としての弱さも。そして皇子としての気高さを持ち合わせていました。そんなルルーシュには、折々共感を覚えたりしましたが、綾小路には皆無です。反発もしばしば覚えます。

だからこそ、綾小路にはその敗北や改心を見てみたいのではないか?

そんな気持ちがしています。そういう効果を作者衣笠彰梧さんが狙っていたとしたら僕に対してはだいぶ成功していますよ〜。
そして、高校1年生の初期と比べ、2年生終盤の綾小路も少しはいい意味で変わったところもあると認めます。人心掌握の術にも一層たけてきました。
ラノベの次巻は3年生編に突入ですが、綾小路清隆どう変わっていくのか、あるいは、敗北を知るのか、期待しながら刊行を待ちたいと思います。
読みたくなる理由はもちろん、これだけではありません。次回はヒロインに焦点をあてて書きたいと思います〜。


2年生編12.5巻は見事なストーリーに思いました。