石塚真一さんの山岳マンガ『岳』、主人公の島崎三歩は民間の救助ボランティア団体に参加しているボランティアの救助隊員という設定です。
この作品では、彼が遭難者にかけるある言葉が忘れがたいのです。
三歩は普段北アルプスの山中でテントを張ったりして暮らしていますが、遭難探索の依頼が出ると救助に向かいます。
そして遭難者のもとに辿りつくと、たとえ亡骸になっていたとしても声をかけるのです。
よく頑張った
と。彼は遭難者を責めたりはしません。この作品を読んでいると彼が「よく頑張った」と労いの言葉をかけるのが自然に理解されてきます。
読んでいて心の懐が広がる。
そんな作品と言えますよ(^.^)
『岳』 1巻(石塚真一 ビッグコミックス 小学館)より
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