今年春に発表予定のミク桜曲のプロモーションビデオ。
この初音ミクの桜ソングはいろいろな過程を経て辿り着いたのでした。
もともと10年ほど前に最初に構想された曲は、
日本全国の桜を褒め称えたい、
言い方を換えると、
日本の桜を寿ぎたいという気持ちから生まれました。
以前のブログでも書いたのですが、
当初、沖縄の名護の桜から始まり、最後は北海道の函館五稜郭で終わるというイメージでした。
そんな構想で曲を作り始めていたのですが、
2011年3月の東日本大震災が、この桜曲を大きく変えました。
仙台出身の僕は、精神的に打ちひしがれてしまったのでした。
しかし、その春、普段と変わらず咲き誇る被災地の桜花に報道で接し、気概を取り戻し、
桜曲も被災地の桜を讃える内容のものに作り替えたいという気持ちに駆られたのです。
それがギター弾き語り曲、
桜 北に舞ふ花びら
でした。
もともと日本の桜を言祝ごうという気持ちで作り始めた曲でしたので、いろいろな人が各地に合う歌詞で歌ってくれたらよいという気持ちで、知人のメイクイーンさんに編曲を依頼し新しいバージョンも作りました。
そして、希望者を募ったのですが、ほとんど反応がありません。
そこで方向を変えて、歌詞を全面的に改めて、
大好きな歌姫、初音ミクに歌ってもらおうという気持ちになったのです。
それが2018年の後半ことでした。
「杉並木の下で feat.初音ミク」を春に発表し、手応えを感じましたので、初音ミクの力を借りたいと思ったのでした。