これは変態すぎる。
こう僕が感じたのは
アニメ「妹さえいれば。」の第1話冒頭を見たときでした。
妹大好きの兄が、
14歳設定の妹の入ったふろの残り湯で顔を洗い、
妹のブラジャーで顔を拭き、
妹の体から出るミルク?
妹が産んだ卵?
を使い、妹自身が作った
オムライスを朝食として食べる
のです。
実はこれがライトノベル作家である主人公羽島伊月(はしま いつき)の妄想であり、
ノベルの下書きということが直後に分かります。
表現に結構寛容でありたいと思いますが、これはアニメでやるには変態過ぎないかとさえ感じたことでした。
この作品「妹さえいれば。」はライトノベル由来の作品、作者は「僕は友達が少ない」の平坂読(ひらさか よむ)さん。
僕はコミックで5巻まで読んでいます。
第1巻から引用 男性が主人公の羽島伊月
マンガの時はそれほど思わなかったのですが、アニメにすると奇異の感が増しますね。
主人公の伊月の変態ぶりがコミック以上に際立ちます。
伊月には実の妹がいず、妹への憧れが昂じて、妹ものの作品ばかりを書いていたのでした。
コミックを読んでいて、伊月の妹崇拝には、少し辟易してしまう時もあるのですが、この作品は面白さは、個性的なキャラクターの登場と電子&オンラインゲームにとどまらないゲーム全般への該博な知識かと僕には思われます。
「僕は友達が少ない」と同じく、一風変わった人物たちがいろいろな事件やイベントを引き起こします。それが愉快で面白い。
ボードゲーム時代のRPG(ロールプレイングゲーム)の紹介は興味深く読めました。いろいろな要素があい合わさって、現在のスマートフォンRPGにまでつながっているのだと理解されます。
この作品は、主人公の妹崇拝に耐えられたら、各人各様の見どころがあるかもしれませんね。
あなたはいかがでしょうか?