アニメ「ヨスガノソラ 」、この作品が成人向け恋愛ゲームに由来するアニメで地上波で放映されたことを書きましたね。
本編は四つのルートから構成されているのですが、和葉(かずは)、瑛(あきら)、奈緒と続く三つルートを見終わろうとする際に僕には躊躇いが生まれていました。
最後の4番目のルート(10、11、12話)を視聴するのに気が重かったのです。
というのも、話の展開から最後のルートは穹(そら)と確信されたからです。
穹は遥の双子の妹であり、先行する3つのルートから考えると男女の一線を越える展開がきっと待っていることでしょう。
方今、兄と妹の一種のカップリングのコンテンツは結構散見されます。男性向けばかりでなく、少女マンガでも見かけます。例えば「僕は妹に恋をする」「アニ☆コン」などがそうです。
禁断はやはり見たくなる領域なのでしょう。
しかし、「ヨスガノソラ 」の二人は一卵性双生児であり、姿、形が似通っています。かなりの禁忌に感じましたし、各地域の神話でも描かれているように近親相姦は悲劇的な結末が多いのです。
二人のグッドエンディングが思い描けませんでした。
ために、このルートを視聴する気持ちがいったん滞りました。
しかし数日間をおいて、最後まできっちり見ようと思い直して最終話まで視聴したのでした。
穹のルートは想定内と想定外が混ざり合った結末でしたよ。
背徳の表現の中にも、深きもの、美しきものが宿る時があるということを改めて「ヨスガノソラ」は教えてくれました。作中の自然の描写もかなり美しい。
また、この作品を語る上で内容の説明を避けては通れないということも思いました。
このブログは10代前半の人も読んでいるので言葉を選ぶバランス感覚がかなり必要だとは思いますが。
機会が熟したら内容にも切り込みたいところですね。
長くなりましたが、今回伝えたかった一つは、僕もマンガやアニメはいろいろな表現に触れています。その時々にやはり心が揺れ動いたり、躊躇したり、高まったり、沈んだり、痛んだり、感動したり、ほっこりしたりするということなんです。
マンガやアニメを語るということは自分を語ること。
単なる紹介にとどまらず、自分の真情に即して、作品について僕なりに書けていけたらと思います^_^
仲睦まじい遥と穹