彼は第1巻の登場時の1年生の頃には、意志の弱い、少し軽いノリの3枚目という感じでした。弱音を吐いて、野球部を逃げ出そうともします。
しかし、高3時では強い意志を持った頼もしいエースになり、公私ともに大介と支え合うのです。
「青空エール」中、もっとも成長した男子だと言えます。
大介や亜希のような包容力あるいはかっこよさは、保志にはありませんが、高校を舞台にしたストーリーは成長もキーワードになりますから、著しく成長を遂げた保志もまた魅力的な男子に僕の目に映りました。
初めは保志をさほど相手にしなかった、人気の女子ひまりも高3になってくると保志の変わりように胸を揺れ動かすのです。
保志は主人公の小野つばさにもときにきっかけを与える存在でもありました。
この言葉でつばさは悔しさを噛み締め、次へ向けて激しく練習するのでした。