ハンバーガーの世界を教えてくれるマンガ「本日のバーガー」。
作画は才谷ウメタロウさん、原作は花形怜さんの作品で折々料理へのヒントを授けてくれます。
「食戟のソーマ」を読んでいても思うのですが、この作品からも料理を作るということは、自由で柔軟な発想が必要なんだと実感されます。
第6巻では、ハンバーガーのの奥深さと可能性を人々に知ってもらおうと主人公神宮寺慧はバーガーフェスを開催しようと考えます。
そこで声をかけた一人が、中華料理の名店の料理長。中華の世界からの斬新なハンバーガーの登場を期待し、参加を打診するのです。
弟子たちは中華料理にそぐわないと反対するのですが、慧の熱意に打たれ、バーガーフェスへの参加を決断し、料理長は第一の弟子をこう嗜めるのです。
お前は真面目で腕も確かだ。
だが 料理人には彼〔筆者補足:神宮寺慧〕のような行動力と自由な発想も重要だということを忘れてはならない。
フィクションではありますが、なるほどと思いました。
たらこスパゲッティやカレーうどん、ピザまんを今当たり前のように食べていますが、和洋の区別や伝統に囚われない発想から、生み出されたものです。
醤油とバターで炒め物を作ったり、わさびとバルサミコ酢、塩、オリーブオイルでドレッシングを作るという発想もそうです。
日々の調理でもレシピ通りに食材や調味料がそろうとは限りません。代用や工夫をしてレシピに近づける柔軟な発想が求められます。
もちろん基本的な知識や技術の習得は大前提ではありますが、自由な発想から生み出される料理は新鮮で美味しですね。
慧が構想するバーガーフェス、中華の第一人者はどんなハンバーガーを作ってくれるのでしょうか?
フェスの展開が楽しみですよ(^_^)