新戸緋沙子という在り方〜「食戟のソーマ」を読み直す 19〜 | みかんともブログ

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「食戟のソーマ」に登場するヒロインキャラクターは男性キャラクターに負けず劣らず面白い人、魅力的な人が多いですが、中でも魅力で僕が心打たれるのが、田所恵、そして新戸緋沙子です。

このシーリーズ、前回のブログでは、2人は料理の姿勢で手本にしたい旨も述べましたね。

特に緋沙子は料理への姿勢ばかりでなく、その在り方で心動くこと多いです。

 

それは、自分よりも薙切エリナのことを考えて仕える在り方。

エリナの為に行動し自分を研鑽する。

「為に生きる」とは緋沙子の在りようなのだとも思われます。

 

「ToLOVEる」の天上院紗姫の忠実な側近、九条凜。

「ニセコイ」の桐崎千棘を守る、鶫誠士郎。

「政宗君のリベンジ」の安達垣愛姫に仕える、小岩井吉乃。

 

いずれも自分を滅し仕える対象のため、あるいは守るべき対象のために日々を送る。

人は生まれながらにして自由で平等であるとする近代人権思想からみると封建的に映る在り方かもしれません。そして、勢力を持つ者に都合のよい在り方と解釈されるかもしれません。

はたまた、親の世代からの習わしを継ぐあきらめに見えるかもしれません。

 

しかし、自分が自分がと自己承認欲求が過大になりつつある現在において、他を立てる彼女たちの在り方は稀有だからこそ輝くのではないでしょうか。

緋沙子自身、秋の選抜の敗北の後、側近としての在り方から友達としての在り方を模索しつつあるのですがエリナを敬う姿勢はそのままです。

個性を競う「食戟のソーマ」にあって、逆に輝く緋沙子だと思うことでした。