アニメ「ラブライブ!サンシャイン」2期の第8話「Hakodate」と9話の「Awaken the power」は姉妹愛が描出された見事な回と思いました。
地区予選を突破したaqours(アクア)は北海道予選のゲストに呼ばれメンバー全員が函館に飛びます。予選突破本命だったスクールアイドル「Saint Snow」が落選し、大きな波乱がありました。
このユニットは姉の鹿角星良と妹の理亞の2人からなるユニット、理亞は姉との最後の最後の機会になるこの大会で決勝まで行けなかったことが悲しくひどく落ち込みます。
それに胸を痛めたのが同学年の黒澤ルビィ。彼女もまたラブライブ本選が姉ダイヤと活動する最後の機会になるため今後を寂しく感じていたのでした。
そんな二人は紆余曲折を経て、姉たちを快くスクールアイドルアイドル活動から送り出すために、函館開催のクリスマスライブに出演することを決めます。オリジナル曲を作って。
たった数日の間でルビィと理亞は準備を整え、姉たちを招待して、ライブで思いをオリジナル曲に託して伝えるのです。
その曲が表題の「Awaken the power」。クリスマスにとてもふさわしい曲でした。この2話での二組の姉妹の関わりあい、ジーンと来ることが多かったですよ。
9話のラストシーンはクリスマスの函館のストリートでaqoursとSaint Snowが合体して歌っていましたが、人も車も現れず、ラブライブ!シリーズでよく見られる、リアルと幻想が融合した美しいシーンでした。
アニメやコミックを見ていると、異性との愛情、友達との友情、そんな感情にも心動きますが、家族の情愛もいいものですね。お互いを思いやる姉と妹、実際はそんな綺麗な感情だけで表せるものではないでしょうか、美しい形を胸に染み込む形で示してくれるのがコンテンツの作り手の技量と思われます。
ラブライブ!サンシャインが男女問わず人気がある理由がまた一つうなずけましたよ(^_^)
左からルビィ、理亞。
ラブライブサンシャインゆかりの寿太郎みかんのスイーツです