日本型コンビニの東南アジア進出に思う | みかんともブログ

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今日6月16日の日本経済新聞朝刊の記事で、セブンイレブンのベトナム進出の記事に目が留まりました。
その記事で少し驚いたのは、すぐそばのタイでは、セブンイレブンがすでに9788店あったこと。ちなみに他の東南アジアの国々では、

フィリピンが2031店
マレーシアが2154店
シンガポールが415店
インドネシアが116店。
タイが突出していますね〜。

東南アジア諸国は所得水準が向上し、総じて若い世代の比率が高いですので、市場に伸びしろがあり、コンビニエンスストアも有望な市場として目をつけています。
コンビニエンスストアはアメリカで生まれましたが、日本で大きく進化し、現在、世界各国に広がっています。
チケットの発券、公共料金の支払い、宅配便の受付、キャッシュディスペンサー、コピーやファックスサービスなど、生活全般に対応する日本型コンビニエンスストアのシステムそのものも日本発のコンテンツと言えるかもしれません。日本の消費者の厳しい選択眼と関係者の試行錯誤によってサービスが充実しました。
ちなみに本家のアメリカのセブンイレブンは、今では日本のセブン&アイ・ホールディングスの子会社です。

セブンイレブンのベトナム店舗では、日本流を徹底させるとのこと。品揃えは現地の産品中心ですが、ベトナムに限らず、東南アジアの店舗でも日本のセブンイレブンの手法が取られ、アニメなど日本の強いコンテンツとタイアップしたキャンペーンも行われることでしょう。日本のコンビニエンスストアの進出が増えれば、現地の人が日本のコンテンツに触れる機会も増えると予想されます。

もちろん、コンビニエンスストアの急激な進出は、現地の小売店と対立を生む可能性もあります。現地の事情も汲み取りながら、円滑に進出し、日本発の表現コンテンツにもいい影響を与えながら、現地の人に役立つ存在になることを願ってやみません。