このブログでも2度取り上げたバンドリこと「BanG Dream」。
第9話まで視聴しました。
ここまで見てつくづく、リアルな心理描写を描いた見事な作品だと感嘆しました。
ガールズバンドのアニメですが、登場人物たちの心のノイズ、言い換えれば、心の葛藤が見る者にひしひしと伝わってきます。それでいて、萌の要素もうしなわず話は進むのです。
例えば、香澄がたえと仲良くなった初めの頃、たえの話ばかりしていて、有咲がかなり不機嫌になるのです。一種のジェラシーですね。これは人間関係ではよくあることです。
僕もこういうことは日常でも気を付けないといけないとはっと思わされました。
また、沙綾がバンドに加入しない理由を泣きながら語るシーンがあります。香澄に怒りを見せながら。内面の深い谷が垣間見られました。
同じガールズバンドアニメ「けいおん!」には、このような心のノイズの動きが余りありません。ほんわか、まったりと平坦な道を進んでいきます。それはそれで面白いですが。
しかし、谷が深いからこそ、山の喜びが倍加するのです。
沙綾がバンドに加わった劇的シーンには(後日、述べることになるでしょう)、自然に涙が流れました。
登場人物たちが谷を乗り越えて来るのは、主人公香澄のひたむきさゆえでした。
心のノイズさえ、素敵な音楽にしてしまう香澄こそ、すごいキャラクターだと思ったことでしたよ(^-^)
メンバーが組んだバンドPoppin' Party。中央が香澄です。天然キラキラ女子。