英訳歌詞へのネイティブの反応@「残酷な天使のテーゼ」 | みかんともブログ

みかんともブログ

このブログは、表現コンテンツが好きな人や表現活動に関心がある人に向けて書いています。
特にマンガ、アニメなどの二次元、音楽、ライトノベルが中心ですが、最近はポップカルチャーを詠む短歌についても触れています。
あなたも試しにご覧あれ(^-^)

1月9日のブログで書きましたが、今年は英語でのパフォーマンスもチャレンジしたいと思います。その一つが「残酷な天使のテーゼ」英語版を持ち歌にしライブで歌うこと。
 
少しずつ英語の歌詞を覚えているのですが、先日アイルランド出身の男性にサビの一部分の発音を聞いてもらいました。
そのときの彼の反応が面白かったです。
 
残酷な天使のテーゼ  窓辺からやがて飛び立つ
に対応する英訳歌詞

Thesis of  Cruel Angel, 
Soon flies away from the window sill.
 
をメモ用紙に書いて発音すると
 
この歌詞はいったい何ですか?
 
という感じだったのです。
 
確かに日本語の歌詞でも脈絡がないですね。
とはいえ、詩や歌詞には往々にしてこういうことはあります。
 
「残酷な天使のテーゼ」の英訳歌詞はいくつかあるんですが、僕が選択したものは、アニメBOSSAやアニメタルの歌詞です。
というのも、僕が接した英訳歌詞の中で最も日本語歌詞に近づけようという姿勢が見えたからです。逆に言うとネイティヴの感覚から離れてしまう可能性があるとも言えます。
 
例えば、英語版で親しまれているarile Rayさんが歌うバージョンは先ほど引用したサビの部分は
 
Like a legent of cruel angel
Flying away near a window before long
 
となります。直訳すると
 
残酷な天使の伝説のように
やがて窓のそばを飛び立って
 
となり、Thesis(テーゼ)は英語で「論文」を意味することが多いですから、それが別の言葉に置き換えられ、意訳されてしまうわけです。
しかし、この方が英語として分かりやすいのでしょう。
ちなみにグーグル翻訳で最初のくだりを翻訳すると
 
残酷な天使の論文、
すぐに窓の敷居から飛び出します。
 
ですから、アイルランドの男性が驚くのも無理もないかもですね(^-^)
しかし、「新世紀エヴァンゲリオン」を熱心に見る海外ファンなら、日本語歌詞に近づけた英語歌詞も悪くないと個人的には思われました。
歌詞の英訳についていろいろ考えさせられたことでしたよ。
 
 
 
どちらも僕が選択している英語歌詞のバージョンを収蔵したCDです。