「crossing field」の凄さ~アニメ「ソードアート・オンライン」を見終えて その6~ | みかんともブログ

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特にマンガ、アニメなどの二次元、音楽、ライトノベルが中心ですが、最近はポップカルチャーを詠む短歌についても触れています。
あなたも試しにご覧あれ(^-^)

アニメ「ソードアート・オンライン」の魅力として今の僕が特筆したいのは、2つのオープニング曲の素晴らしさ。
いずれも歌詞とストーリーとメロディーが重なるアニメソングの理想の1つを体現しています。

15話までのオープニング曲「crossing field」は

認めていた臆病な過去
わからないままに怖がっていた
後ろの自分が現実を今に映す

という歌詞から始まります。
それは主人公キリトの臆病な過去とも言えるし、居場所を失っていたアスナの臆病な過去とも読み取れなくはありません。

眠る小さな思いが拡がりだして
気づく弱い私

そこには封絶されたゲーム世界で大きく羽ばたきながらも
ふと現実的な弱さに気づくキリトとアスナ。
しかし、

君がいれば暗い世界強くいれた
長い夢見る心はそう永遠で

とサビが終わり2コーラスに向かうのです。
これだけ聴いていると、夢見る封絶世界だけの儚げな関係にも取れなくはないのですが、
2コーラスのサビの最後

かわらない約束だった
二人信じた絆はそう鮮明に

そして、アニメ「ソードアート・オンライン」を見終えて、キリトとアスナの絆は鮮明で本物であることをいっそう実感するのです。
この曲は作品を見終わってこそ、真価が一層わかる、深みのある、アニメソングと言わないわけにはいきません。最近はこの曲をアイフォンで結構聴いていますよ。
歌い手はLiSAさん、作詞・作曲は渡辺翔さん、この組み合わせから生まれた傑作です(^-^)


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