日本以外で俵屋宗達の大規模な展覧会が開かれるのは初めてとか。この美術館はアジア美術の収集で知られ、俵屋宗達の傑作も所有しています。
琳派に限らず、日本の伝統的な美術作品は幕末明治維新の混乱の中で海外に流出したものも少なくありません。また、例えば、浮世絵のように日本人が芸術性を見落としたものに価値を認め、西洋人が母国に持ち帰ったもののあります。
残念な反面、海外で直接日本の伝統美術に接する機会を作り出しているのですから、プラスにも考えられます。今回のワシントンでの展覧会のように日本の美意識を伝える場面で役立っているようですね(^_^)
写真は京都の地下鉄駅で開催された「エキナカプロジェクト 琳派への道」の作品です。意匠は琳派が好んだ図柄。