虫の音に風情を感じる文化 前編 | みかんともブログ

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特にマンガ、アニメなどの二次元、音楽、ライトノベルが中心ですが、最近はポップカルチャーを詠む短歌についても触れています。
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先日、夜帰宅すると玄関の扉にカマキリが待っていました。
秋の虫の音に包まれるなかで、そんな光景に出会い、なにかほっこりした気持ちになりました。僕の住むシェアハウスの庭には草木が多く、いろいろな虫が夜にさかんに鳴いています。
そんなことがあった日に、たまたまアニメ「コードギアス」が好きな20歳男性とはなす機会がありました。興味深く感じた話題がありました。
「コードギアス」では主人公ルルーシュの幼い日の回想シーンがありますが、海外で放映される場合は、蝉の声がカットされるというのです。
僕は正式な海外版を確認したわけではありませんが、そうであっても不思議ではないと思いました。というのも虫の声に風情を感じる文化を持つ国は多くないからです。
ドイツに留学経験がある知人が以前こんなことを話していました。彼は映画をよく見ていて、ドイツに留学中、映画館で馴染みのある日本映画を見たそうです。その時に蝉時雨のシーンであるはずなのに無音だった場面があったそうです。
不思議に思った彼が確認したところ、ドイツでは蝉の声は雑音や騒音であり、うるさく思われるからカットしているとのこと。
(後編に続きます)


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