母ベッドからずり落ちる | 91歳認知症母の介護日記

91歳認知症母の介護日記

91歳の認知症の母と2016年8月より同居しております。年々できることが少なくなり、話が通じなくなり、毎日イライラしたり怒ったり。介護のストレスや悩みを吐き出します。

 夕方、18時ごろ2階で室内干ししていた乾いた洗濯物をカゴに取り込んでたら、階下で、ド〜ンと音がした。急いで1階に降りて、母の部屋の襖を開けると、母がベッドから落ちて畳に横になっていた。

 枕元のサイドテーブルに置いてる、ラジオやティッシュなども落ちて下に散乱していた。

「大丈夫?どこか打った?痛くない?」

頭を打っていたら、動かすのは良くないと聞いたことがあるので、少しそのままで様子を見て、パジャマをめくって傷がないか確認するが、頭も手足も傷はなさそうだった。「手は上がる?」と聞くと、上げてみせる。「足は上がる?」と聞くと、右も左も上がった。「どこか痛い?」と聞くがどこも痛くないと言う。しばらく様子を見て大丈夫そうだったので、抱えてベッドに座らせ寝かせた。

 

 19時過ぎに、ごはんだよと起こしに行くが、もう食べたと言って起きない。ふと敷布団の上に敷いてるバスタオルを見ると少し血がついてる。

えっ、血?どこから出血した?パジャマをめくって確認したら、左手の手首の上の方が1.5センチくらい皮膚剥離していた。出血は止まっているが皮が半分ピロンとめくれている。

ギャ〜!皮膚剥離は、これで3回目。以前は病院が開いてる時間だったから、外科に連れて行ったけど、もうこの時間は開いてないし、救急に連れて行くほどでもない。そうだ、訪問看護のオンコールに電話して、看護師さんにどうしたらいいか聞いてみよう。

 「母がベッドから落ちて、右手が1.5センチ位、皮膚剥離して半分ピロンとめくれてるんですが、どうしたらいいですか?ゲンタシンならありますが、ゲンタシンをガーゼにつけて押さえてたらいいですか?マキロンで消毒しますか?」と聞くと、水道水で洗って剥離してめくれた皮膚を元の位置に戻してから、薬をガーゼにつけて絆創膏で押さえてたらいいですよ。と言われた。

布団をはいで、母を起こして洗面所に連れて行こうとするが怒って起きない。

看護師さんに、「起きないんですけど。」と言うと、オムツのパットがあれば、それを下に敷いて水で流すといいですよ。と言われた。看護師さんには「今から行きましょうか?」と言われたが、「ちょっとやってみます。」と答えて電話を切った。パットを左手の下に敷いて、水で流してめくれた皮膚を元に戻す。

母が、「ギャ〜〜〜〜ッ!」と叫ぶ。

「痛いよね。ゴメンね。」

めくれた皮膚は無事に戻り、薬をつけたガーゼで抑えた。


 もう一度、訪看さんに電話して、「何とか戻ったので、薬を塗ったガーゼで抑えました。明日来られますよね。明日見てください。」と言った。看護師さんは、「また何かあったら電話して下さい。」と言われた。

頼りになるわぁ。


もう9時半なのに母は起きない。ごはんも食べないし、トイレも行かない。大丈夫かな?

どこか痛めてないといいけどなぁ。