気が早い蝉 | 91歳認知症母の介護日記

91歳認知症母の介護日記

91歳の認知症の母と2016年8月より同居しております。年々できることが少なくなり、話が通じなくなり、毎日イライラしたり怒ったり。介護のストレスや悩みを吐き出します。

 昨日、隣の家との境のブロック塀で蝉の抜け殻を発見。まだまだ梅雨の真っ最中なのに出てくるの早くないかい?耳を澄ましても、蝉の鳴き声は全く聞こえず心配になる。


 

 母は、最近は少し食事が入るようになり調子がいい。でもボケっぷりにはますます磨きがかかっている。

 ティッシュを指して、「これは何やったかね?」と言い、「ティッシュやん。口拭いたりする奴よ。」と言うが、「どがんするとやったかね?」と何枚も取り出して使い方が分からない。1枚取って畳んで渡すと、やっと思い出したみたいで口を押さえていた。

 最初、去年の12月に「ごはんの食べ方が分からん。」と言われ、次は、「お尻の拭き方が分からん。」と言われ、その次は、「ベッドの寝方が分からん。」と言われ、最近は入れ歯の出し方が分からなくなった。

 今朝は、「今日は、〇〇〇〇〇(デイサービス)の日だよ。しっかり頭の体操と、足の体操してきてね。」と言うと、「〇〇〇〇〇って何やったかね?」と言う。

「〇〇〇〇〇を忘れたと?」もう4年半も行きよるよ。」と言うと、「そうね」と言った。

 そのうち、娘の私の事も分からなくなり、自分が何者かも分からなくなるのかな?寂しいなぁ。