帰宅願望 | 91歳認知症母の介護日記

91歳認知症母の介護日記

91歳の認知症の母と2016年8月より同居しております。年々できることが少なくなり、話が通じなくなり、毎日イライラしたり怒ったり。介護のストレスや悩みを吐き出します。

 夕方6時頃になると、布団を丸め、電気のリモコンとメイバランスを持って玄関に向かう。どこに行くの?と聞くと、家に帰ると言う。お母さんの家はここやろ?と言うが、私の家に帰ると言う。私の家はどこ?と聞くと、分からんと言う。

もう家は売ったからないよとか、もう夕方だから暗くなるよとか、色々言っても理解できない。

玄関のベンチに座らせて、時々様子を見ながら夕食の支度をする。鍵を2ヶ所かけてるから、どうせ玄関を開けられない。ガチャガチャしてるが諦めたのかじっと外を向いて座ってる。

ご飯できたからご飯食べようと呼びに行くが、「せからしか」と逆ギレ。もうすぐダンナさんが帰ってくるから、私は送っていけないよ。と言うと、なぜか今度は、デイサービスが迎えに来るから待ってると言う。デイサービスは、もう終わってみんな帰っていないから迎えに来ないよ。と言っても、終わってても来ると言う。もう理屈は通じない。あきらめた。

 19時過ぎにダンナが帰ってきた。ダンナさんが帰ってきたから、一緒にご飯食べようと言って、無理矢理、台所に連れて行って椅子に座らせる。

ごはんは、やっぱり拒否。プリンは口を開ける。

結局、プリン1個とエンシュア半分位飲んで寝た。なんだか疲れた1日だった。